【海外競馬予想】ドバイシーマクラシック傾向と対策
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この記事は、ドバイシーマクラシックを予想時に役立つ傾向と対策を紹介する記事になります。
ドバイシーマクラシックは、クラシックディスタンスのレースであり、ドバイワールドカップと並ぶ名物レースです。賞金金額も1着賞金約4億円とドバイワールドカップに継ぐオイルマネー爆発レースです。過去日本でも最強馬クラスの馬が参戦し、ステイゴールド、ハーツクライ、ジェンティルドンナが優勝し、ブエナビスタ、ドゥラメンテが2着と結果を残してきているレースでもあります。世界の芝路線でも名馬クラスがこぞって参戦しますので、見所たくさんのレースです。
是非、ドバイシーマクラシックを予想する際には、本記事についても活用頂ければ幸甚です。
ドバイシーマクラシック傾向と対策
日本の馬場よりも時計がかかるコース
ドバイシーマクラシックは、2410mのレースであり、10m程度長いですが、日本の東京2400mと比較しても少し時計がかかるレースとなっております。まずは、コースレイアウトをどうぞ。
ゴール地点近くから、スタートして1周するいたって普通の東京2400mと似たような形状をしております。まずは、過去5年間の走破時計を見ていきましょう。
年 |
優勝馬 |
タイム |
性齢 |
2018 |
Hawkbill |
2.29.45 |
牡5 |
2017 |
Jack Hobbs |
2.32.39 |
牡5 |
2016 |
Postponed |
2.26.97 |
牡5 |
2015 |
Dolniya |
2.28.29 |
牝5 |
2014 |
ジェンティルドンナ |
2.27.25 |
牝5 |
2013 |
St Nicholas Abbey |
2.27.70 |
牡6 |
2012 |
Cirrus des Aigles |
2.31.30 |
セン6 |
上記を見ていただくと時計は、日本のダービーやジャパンカップと比較しても3〜4秒程度時計のかかる馬場であることがわかります。
コーナー4回でありますので、基本的には、ペースは落ち着き、向こう正面をすぎたあたりから徐々にペースが上がり、直線での勝負となることがあります。東京競馬場の2400mと似たようなレース展開となりやすく、団子になると外の馬が脚を使いすぎてしまうので、何が何でも内をとり温存して、持続力勝負に持ち込みたいというのが騎手心理です。団子状態の内枠からでも捌ける技術力の高い騎手がおすすめです。
最たる例は、ジェンティルドンナの勝利した時のムーア騎手やポストポンドが勝利した時のモレイラ騎手騎乗で3着と好走したラストインパクトがいい例です。ドバイの芝はある程度重いので、スタミナ温存が大切な要素となります。
ドゥラメンテの出走したレースラップのラスト5ハロンは、下記です。
13.3-12.6-12.1-12.2-11.6-11.4
このように徐々にペースの上がる持続力勝負となるレースとなりますので、一定のスタミナが必要でしょう。
斤量差が大きく牝馬に注目
ドバイシーマクラシック含めて、世界のビックレースでは牝馬の活躍が目覚ましいです。
凱旋門賞やキングジョージ含めて欧州屈指の芝のレースもトレヴやエネイブル等の牝馬の活躍が目立ちます。
その大きな理由の1つが”斤量”です。
凱旋門賞やキングジョージと同様にドバイシーマクラシックでも斤量差が牡馬と牝馬で異なります。
ドバイシーマクラシックでは、下記のように、斤量差があります。
4歳牡馬 56.5kg
4歳牝馬 54.5kg
5歳以上牡馬 57kg
5歳以上牝馬 55kg
凱旋門賞ほど大きな差がありませんが、上記の通り、牝馬は、同年代の牡馬と比較して2kg斤量が軽い条件で走ることができるメリットがあります。近代競馬の芝レースでは、牡馬も牝馬もスピードが変わらないので、この差は露骨に響きますし、近年の牝馬の活躍が目立つのもこの斤量差によるものが大きいでしょう。
結果としても、ドバイシーマクラシックでは、牝馬の活躍も事実として多いです。
日本調教馬でいえば、ジェンティルドンナの優勝に、ブエナビスタの2着等牡馬よりも活躍しています。このレースとは異なりますが、ヴィブロスもドバイターフで勝利しておりますし、無視できないでしょう。
牝馬の成績はメイダン競馬場で開催された2010年以降、
3-3-1-8
と非常にいい成績を残しております。勝率は20%、複勝率は46.7%と無視できない成績ですので注目したいと思います。
母系に持続力血統×サドラーズウェルズorミスプロ系
2014年〜2018年の血統傾向を分析すると注目したいのは、母系に持続力のあるネヴァーベンド、レッドゴッド、グレイソヴリンといったボールドルーラー系の血統を持ちながらもミスプロ系やサドラーズウェルズやダンチヒのような芝適正のある血統を持つ馬の成績が目立ちます。
近5年の該当馬は、下記の通りで10頭が馬券内にいますので、馬券内に3分の2がこの組み合わせに該当します。もう少し絞るとなると、おすすめはネヴァーベンド系がおすすめですので赤字にしました。近年の芝レースでもネヴァーベンド系の中でも、母系としてShirley Heightsの影響力が強く、凱旋門賞でも活躍馬多数ですので注目したいですね!
2018年
2着 ポエッツワード ミスプロ×レッドゴッド
3着 クロスオブスターズ ダンチヒ×母母父ネヴァーベンド
2017年
1着 ジャックホッブス ニジンスキー×レッドゴッド
3着 ポストポンド ミスプロ×ネヴァーベンド
2016年
1着 ポストポンド ミスプロ×ネヴァーベンド
2着 ドゥラメンテ ミスプロ×グレイソヴリン
2015年
2着 フリントシャー ダンチヒ×ネヴァーベンド
3着 ワンアンドオンリー グレイソヴリン×ダンチヒ
2014年
2着 シリュスデゼークル ニジンスキー×ボールドルーラー
3着 アンビヴァレント サドラーズウェルズ×ネヴァーベンド
ドバイシーマクラシック傾向と対策まとめ
・日本よりも時計がかかるレース
・牝馬に有利な斤量
・欧州系orミスプロ系×母系にネヴァーベンド系