凱旋門賞2023予想|予想する前に絶対に知っておきたいこと&全頭分析

どーもこんにちわ!K-BA LIFEの中の人です!

凱旋門賞2023の予想につかる重賞考察記事になります。今年は日本からスルーセブンシーズが出走し、馬券販売も実施されますので、凱旋門賞で過去ヴァルトガイストやファウンドを本命にして何度も馬券的中したK-BA LIFEとしては当然準備周到にしたいと思いますので、是非最後までご高覧ください。

ーご報告ー

K-BA LIFEがnetkeibaで公認予想プロとしてデビュー!

7月1日よりnetkeibaさんの”ウマい馬券”にて予想公開することになりました!今回”俺プロ”というnetkeiba企画で全国でTOPにならなければデビューできないため、実力が評価された形になり嬉しい結果でした。まずは、3か月だけですがここで結果を残していくようにしたいと思いますし、BESTBUYを全国に広めれるチャンスでもありますから夏競馬も全力で勝負!

凱旋門賞2023 予想

重賞考察

1)欧州馬がとにかく強いレース

これは最早改めて説明するのも不要かと思いますが、欧州勢、特に地元フランス、イギリス、アイルランドの3か国が圧倒的です。馬場という点もありますが、やはり2400mというクラシックディスタンスを重んじる伝統の力でしょうか。日本馬はこれまで歴史的名馬が多数出走してきましたが、それでもオルフェーヴル、ナカヤマフェスタ、エルコンドルパサーの2着、ディープインパクトの3着(後に失格)が最高順位であり、2000m戦以下では世界でも無類の強さを誇る日本馬も2400mが主戦場となる欧州勢には勝ててません。昨年こそドイツの重馬場巧者のトルカータータッソが差し切り勝ちしましたが、全体的には上記3国の天下。昨年も英国とフランスの1.2フィニッシュでしたし、基本的にはこの3か国が優勢で、1988年ドイツのトニービン、2011年ドイツのデインドリーム、2021年トルカータータッソという結果であり、ドイツ馬でも極度の重馬場巧者は馬券になるというイメージです。

2022年 アルピニスタ 英

2021年 トルカータータッソ 独

2020年 ソットサス 仏

2019年 ヴァルトガイスト 仏

2018年 エネイブル 英

2017年 エネイブル 英

2016年 ファウンド 愛

それだけでもいかにもハードルが高いかがわかります。馬券的には欧州馬が優勢なのは間違いありませんので、是非ご参考にして頂ければと存じます。

2)オープンストレッチに注目

凱旋門賞当日にオープンストレッチが活用される特殊レースです。(厳密にはまだ確定ではありませんが、例年使われております)

オープンストレッチというのは、一般的にコースの内ラチから数mに仮柵を設置し、直線の部分だけを内数mをあける仕組みです。こうすることで大外枠の馬の不利をなくして公平にしようという取り組みです。

大外の馬を不利にするという取り組みの割には、内にグリーンベルトが発生するので結局内枠の馬が最もいい馬場を使えるので内有利となります。昨年でいえば、4番枠のソットサス、1番枠のインスウ―プが最内のグリーンベルトのいい場所をずっと走っていた一方で3勝目を目指したエネイブルは中々グリーンベルトを使えず突き放されたレース映像が中々のチートっぷりです。その為、今年も最内をとれることを想定される馬には注意が必要です。逆にいえばオルフェーヴルのあの大外一気こそがありえないので、イメージよりも内が有利という整理をしましょう。

3)馬場と斤量差で考える傾向

凱旋門賞は、古馬は59.5㎏という酷量を背負うのにも関わらず、3歳馬は非常に軽い斤量であり、これまで3歳馬の独壇場であったことからも世論の不公平感が出てきて、3歳馬の斤量が0.5㎏見直しされて重くなりました。その為、3歳牝馬は55㎏、3歳牡馬は56.5kgに対して古馬牡馬は59.5㎏というのが凱旋門賞の斤量であり、非常に酷量を背負うことになりますし、古馬の牝馬も日本ではあまりない58㎏を背負うことになります。

斤量を見直し前後の傾向を見るとともに馬場も見たいと思います。

2022年 5歳牝馬 アルピニスタ 重

2021年 4歳牡馬 トルカータータッソ 不良

2020年 4歳牡馬 ソットサス 不良

2019年 5歳牡馬 ヴァルトガイスト 重

2018年 4歳牝馬 エネイブル 良

2017年 3歳牝馬 エネイブル 良

ー↑↑斤量見直しー

2016年 4歳牝馬 ファウンド 良

2015年 3歳牡馬 ゴールデンホーン 良

2014年 4歳牝馬 トレブ 良

2013年 3歳牝馬 トレブ 良

上記を見るとわかるのが斤量の増減以上に、重馬場だとパワーが求められて古馬、良馬場だとスピードが求められるので斤量の軽い3歳馬という整理ができそうです。欧州の馬場は非常にタフであり、3歳馬にとっては重馬場の影響は非常に大きく、単純に斤量の見直しがされたから古馬の牡馬が有利というよりは、個人的には馬場の影響が大きいのではないかと考えております。そういう意味でも当日の馬場は注意したいです。

4)欧州の馬場と馬体重の関係

海外では馬体重を測定する文化がないのですが、小柄と言われていたトレヴやエネイブルが連覇しておりますし、日本馬でも大型馬が大敗し、小柄なオルフェーヴルのような馬が好走しているように馬格の大きな馬は実は厳しいのがこれまでの戦歴。川田騎手も馬体重とロンシャンの芝の関係性を過去インタビューで説明していたように大きな馬は脚を取られやすいというのは事実としてあるそうです。日本馬で好走している馬を見てみると、ナカヤマフェスタやオルフェーヴルといった小柄なステイゴールド産駒が好走している一方で、いかにも合いそうなディープボンドやキセキやゴールドシップが大敗しているのは日本の軽い馬場で大きなストライドでスピードを活かす大型馬が欧州の馬場では通用しないというのが関係されているかもしれません。そういう意味でも今年の日本馬は父ドリームジャーニーという小柄な馬の小柄な快速娘。面白いかもしれませんね。

5)好走血統”Galileo”と”Mill Reef”

ロンシャン競馬場で開催される凱旋門賞は、”Galileo”と”Mill Reef”この血統が最重要血統となります。

過去ロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞での血統を注意深くみていきましょう。

日本競馬ではサンデーサイレンス系やキングマンボ系がダービーを好走するように、主流の血統が偏っておりますが、欧州競馬も主流の血統が大きく偏っております。

欧州の血統は、日本でいうサンデーサイレンス系と同じように、サドラーズウェルズやダンチヒの2大血統で溢れております。

ノーザンダンサーが残した2大種牡馬の影響力が大きいので、簡単にサドラーズウェルズ持ってるからと言っては、ほとんどの馬が該当してしまいます。

他の方と血統予想で差別化するのであれば、サドラーズウェルズやダンジグといった欧州2大血統に、ネヴァーベンドやミルリーフといったナスルーラから受け継がれる血統がニックスとして注目するのがいいでしょう。

GalileoやSeaTheStarsといったサドラーズウェルズ系やダンチヒ系の欧州主流血統に加えて、DarshaanやRivermanやShirley HeightsといったMill Reefの血を引き継ぐ馬に注目すれば、凱旋門賞を理解することができます。

過去2年がロンシャン競馬場で開催されたので注意深く見てみましょう。もっとさかのぼれば、フリントシャーを含めて大量に該当馬がいるのですが、改修後のロンシャン競馬場の方がいいかと思いましたので、ピックアップしました。

2022年

1着 アルピニスタ 父フランケル(ガリレオ)母系はミルリーフ

2着 ヴァデニ 父チャーチル(ガリレオ

2021年

3着 ハリケーンレーン 父 フランケル(父ガリレオ)

2020年

1着 ソットサス 母父 ガリレオ

2着 インスウ―プ 父がミルリーフの4*4持ち

2019年

1着 ヴァルトガイスト 父ガリレオ

母の母父にDarshaan(Mill Reef系)

2着 エネイブル

父Nathaniel(父はGalileo

母の母父Shirley Heights(Mill Reef系)

2018年

1着 エネイブル 父Nathaniel(父はGalileo

母の母父Shirley Heights(Mill Reef系)

2着 シーオブクロス

父Sea The Stars(ダンチヒ系*Galileoの兄弟)

3着 クロスオブスターズ

父Sea The Stars(ダンチヒ系*Galileoの兄弟)

母の母父Shirley Heights(Mill Reef系)

上記のようにシーザスターズはガリレオの兄弟なので、同一と考えて、このアーバンシー一族とMill Reef系の運動会となっているのがこの凱旋門賞といえます。

全頭分析(週初めにオンラインサロンで公開)

競馬新聞では、馬柱と調教と当週のコメントだけが記載されており、予想の決め手にはまだ不足しているのではないかと考えます。競馬予想にはその馬がどのような条件で走るのか?という点が重要であると考え、その点をラップやコース適性からわかりやすくまとめておりますので是非ご高覧頂ければと存じます。

血統的には好走血統でありガリレオの兄弟シーザスターズ×ミルリーフは、エミリーアップジョンのみであり、これは大穴馬としてピックアップしたいです。人気を前走のキングジョージで落としておりますが、コロネーションカップと英チャンピオンF&MsといったG1を2勝している実力馬ですから注目していたのですが、まさかの英チャンピオンステークスに向かうという事で回避。丁寧に予想を進めたいと思います。

①ウエストオーバー 4歳牡馬

渋った馬場ならこの馬。斤量が重くても馬場が重ければ、古馬の牡馬がなんだかんだで馬券になっていることからも、軽い斤量の3歳馬一択のような予想に反するなら面白い一頭。

時計の掛かる馬場についてはこれまでの戦歴を下記で整理してもまず合うはず。

英ダービー3着 勝ち時計2分36秒4

愛ダービー1着 勝ち時計2分34秒8

22年キングジョージ5着 勝ち時計2分29秒5

サンクルー大賞 1着 稍重2分25秒4

23年キングジョージ2着 稍重勝ち時計2分33秒9

今年に関しては時計の速いドバイシーマクラシックやコロネーションカップでも2着といよいよダービー馬が本格化。

昨年英ダービーは詰まって進路を無くす不利があり外に持ち出すのに手間取っても最後まで伸びて3着。この騎乗に対して陣営は非常に激怒して、即乗り換えを命じたらしいですから、これはさすがに騎乗ミス。後方からの差し脚についても脚を余したようなレースでしたからスムーズならと思わせてくれました。次走の愛ダービーでは2番手追走から早め先頭の横綱競馬で7馬身差の圧勝。スローのレースで絶対に包まれたくなかったのでしょうか。前目の戦法を取ってのレースでも強さを見せてくれました。昨年キングジョージではやや暴走気味に先頭に立つ競馬で外枠なのに制御のために最内へ入れ、そこからまた被される厳しい競馬。直線では完全に消耗して大敗でしたが馬場も内の馬が全く伸びていないですし、これはノーカウント。

今年に入っては高速レコード決着(イクイノックスが強すぎ感あるものの)でしたが、2着と好走し、コロネーションカップもエミリーアップジョンに次ぐ2着、サンクルー大賞では、バーデン大賞勝ち馬でドバイシーマクラシック3着馬にも完勝と強い競馬で、今年のキングジョージでは61㎏を背負いながらも頭差2着と好走。

キングジョージはオーギュストロダンが大敗するような特殊馬場でしたが勝ちに等しい内容であったことからも渋れば堅実。

血統的にも好走血統である父の父ガリレオのフランケル産駒であり、母系には凱旋門賞馬のニジンスキーですから凱旋門賞血統。そういう意味でも時計の掛かる馬場なら好走条件に合致することから、穴馬でも一発。

②ウォームハート

凱旋門賞で良馬場なら無条件で狙いたいのが3歳牝馬。

そういう意味でも過去好走馬多数のヴェルメイユ賞勝ち馬の3歳牝馬であるウォームハートは注目の一頭。良馬場であればこの斤量の軽さが活きますし、ヨークシャーオークスではヨーク競馬場、ヴェルメイユ賞では凱旋門賞と同舞台のロンシャンにて好走しており、舞台・馬場問わずにG1勝ちしているのは評価可能。

 

③エースインパクト

ディープインパクト産駒っぽい名前ですがクラックスマン産駒のエースインパクトで、今年1人気間違い無しの5戦5勝のフランスダービー馬。この馬は初の2400m戦でも1人気になるのはフランスダービーでの勝ち方。フランスダービーを見て頂ければわかる通りで、勝ち方が少し桁違い。直線後方一気の競馬で、逃げたビッグロックが楽逃げの体勢であってもラスト400mまでほとんど動きなしで、ゆっくり大外に出してからラストスパートをして、完全に抜け出した実力馬を相手にそこから差し切り3馬身差に加えて、勝ち時計は芝2100m戦のワールドレコードである2分2秒6の好時計で数十年に1頭の逸材と評価されている一頭。この勝ち時計から1ハロンで単純に6秒引くと2000mで1分56秒6ですから、トーセンジョーダンの1分56秒1には及ばずともフランスの洋芝では驚異的なスピード。

このスピードが武器でありながら、前走は稍重馬場のG2ギヨームドルナノ賞でも大外に出してから鞭一発で快勝と時計が掛かっても強い競馬をしてくれました。

昨年2着のヴェデニと比較しても圧倒的な能力有、注目の一頭ですし、良馬場であれば逆らわずに本命とします。

 

④コンティニュアス

日本のパカパカファーム生産馬で菊花賞のモデルレースであるセントレジャー勝ち馬。応援はしたいのですが、セントレジャーは例年間隔が狭く、加えて今年に関しては中1週と従来よりも間隔が1週間せまくなっているあたりで相当厳しいと言わざるを得ません。

 

⑤サンマルコ

昨年のドイツダービー馬ですが、それ以降斤量が57㎏以上になってからは地元ドイツでも勝ち星なく、頭打ち。

 

⑥フリーウインド

出走すればデットーリ最後の凱旋門賞。牝馬で斤量を活かすには軽い馬場になることが条件。ヨークシャーオークスではヴェルメイユ賞勝ち馬のウォームハートと61㎏の斤量を背負いながらも時計差無しという好内容であり、鞍上補正で十分に逆転も可能で注目の一頭。

 

⑦プラスデュキャルゼル

特注穴馬の一頭。昨年凱旋門賞当日のオペラ賞を10人気1着と勝利し、タフなロンシャンの馬場での適性を見せてくれ、その後、今年の凱旋門賞出走する為に名門ファーブル厩舎が現役続行を選択。その後、ガネー賞では長期休み明けを叩いて、G2を勝利、その後、凱旋門賞トライアルとしてあえて牡馬混合戦のフォワ賞をガネー賞で負けたイレジンに逆転して制覇して、目標通りに凱旋門賞に出走するといういかにもこのレースに全力で1年間準備してきたというローテーションで調子もあげてきています。馬場がタフ馬場なら本命として選んでも面白そうな一頭。

 

⑧ベイブリッジ

昨年チャンピオンステークスでアダイヤー相手に勝利しており、今年もダート2400m戦をステップに凱旋門賞挑戦とタフな馬場であれば欧州中長距離レースで好走できるので、タフ馬場ならこの馬を塗りたい。

 

⑨エミリーディッキンソン

休養明け初戦で凱旋門賞に出走するのかまだわからないですが、休み明け初戦の成績はよく、近走も良馬場×重馬場〇なので、時計の掛かる昨年のような凱旋門賞であれば面白い一頭。

 

⑩オネスト

昨年パリ大賞典から期待しましたが、10着となりその後もばけんにさえなっていないので軽視。

 

⑪シムカミル

日本のジャパンカップに出走したように良馬場向きで渋った馬場なら切りで問題なし。ここ2戦も良馬場で2戦2勝で狙いたい一頭。

 

⑫セーブザラストダンス

凱旋門賞に出走する3歳牝馬でオブライエン厩舎でおそらくライアンムーア騎手が騎乗となればまだ出走確定していませんが、本命候補の一頭。良馬場の英オークスで2着、前走ヨークシャーオークスも2分25秒台決着の速い時計でしたが、重馬場で時計の掛かった愛オークスで1着と渋った馬場向き。

 

⑬フィードザフレーム

馬場が渋れば同じフランスの3歳馬でもこちらの方が面白い。

というのもロンシャンの重馬場で2連勝し、凱旋門賞と同コースのパリ大賞典のパフォーマンスが圧巻。そのパリ大賞典は最後方からのレースで内からコースを無くしながらのレースになりましたが、外に出て進路を見つけてからは一頭だけ異次元の末脚で差し切り。馬場が渋り、オープンストレッチがないようであれば、エースインパクトよりもこちらの方が面白い一頭のようにも思えます。鞍上がスミヨン騎手であることも心強いですね。

 

⑭フクム

昨年骨折し、今年のドバイでも出走しましたが、この夏から一気に本格化してG1を2勝。中でもキングジョージでは凱旋門賞でも有力馬を相手に完勝していることから、時計が掛かれば古馬の牡馬は近年好走傾向にあるので、そのような馬場になれば。

凱旋門賞2023最終予想&勝負レース”BESTBUY”

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2023年勝負レースBESTBUY実績~8月末

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