天皇賞秋2023予想|世界No.1ホースvs世代最強馬の再戦を徹底攻略&全頭分析
どーもこんにちわ!K-BA LIFEの中の人です!
本日は天皇賞秋2023予想に使える重賞傾向考察と全頭分析を紹介致します。
先週は菊花賞!結果は残念でしたが、世代一強ともいえる強さを見せたドゥレッツアを現地で見れて歓喜でしたし、馬券的には予想したレースの8割が的中に加えて、最も勝負したBESTBUYでは単勝5万円的中でしたので、秋競馬はほとんど負けていない気がしますし、引き続きしっかりと予想して準備をしたいと思います。
クソバイブ。 https://t.co/SCPO5G3Dd4 pic.twitter.com/bGhSCMZfP6
— K-BA LIFE (@K_BA_LIFE) October 22, 2023
それでは天皇賞秋の分析を進めます!今年の天皇賞秋は、世界No.1のイクイノックスとそのイクイノックスにダービーで勝利したドウデュースの再戦ということで非常に盛り上がる一戦です。この2頭で決まるのか、それとも違う馬なのか?といった点で分析を進めたいと思いますので、是非最後までご高覧頂ければと存じます。
目次
天皇賞秋2023 重賞傾向考察
流れでガラッと好走馬が変わるレース
天皇賞秋で求められる能力は下記です。
・スピードの絶対値(速い追走力)
・末脚の持続力(ラスト5ハロン57秒台、ラスト4ハロン45秒台は当たり前)
他の2000m戦と比較すると、その勝ち時計の速さはずば抜けており、皐月賞や札幌記念と比較すると前半緩く、後半が速いので、長い直線で極めて高いスピードの持続力が求められます。
一方で出走馬によってはレースの流れが変わるので、狙い目としては前半から速い流れになる場合はマイル実績馬狙いで、緩い流れになると中距離の適性を求められるレースと考えるのがいいと考えます。基本的には速い流れになることが多いので、マイル実績馬が好走することが多いです。
過去10年でもマイル実績馬が好走する流れになったのは下記の通りで、ラスト3ハロンまでの全馬の平均3ハロン順にして補正した流れた順のBEST3を分析します。(22年はそれでもパンサラッサが異常値)
2019年
1着アーモンドアイ(VM、桜花賞)
2着ダノンプレミアム(朝日杯等)
3着アエロリット(NHKマイルカップ)
2013年
1着ジャスタウェイ(安田記念、アーリントンC)
2着ジェンティルドンナ(桜花賞)
*このレースはマイル実績馬が非常に少なく、他には5着コディーノ、9着フラガラッハ程度でしたがそれでも人気のトウケイヘイロー等よりは好走
2018年
2着サングレーザー(マイル重賞2勝、マイルCS3着)
上記の通りで、他の年と比較してもマイル実績馬が顕著に好走していることがわかります。
これに反して時計の掛かる馬場の天皇賞秋になると一変します。馬場がアレだとしても、キタサンブラックの勝利した2017年は強烈。そのキタサンブラックの年は馬場もあり前半1000m通過時計が64秒2と極端な時計。上位の馬はまさかの1着天皇賞春連覇のキタサンブラック、2着宝塚記念勝ち馬サトノクラウン、3着天皇賞春勝ち馬のレインボーラインと全てがステイヤー。他にも近年では、時計の掛かった天皇賞を見ると2014年は中距離戦用のスピルバーグが勝利、2015年はこれまた中距離専用のラブリーデイ、2021年はエフフォーリアとコントレイルのクラシックホース1.2決着という結果。
東京1ターンで中間ラップが極端に緩み、上り3ハロンが速くなると中長距離の適性が求められたことがわかります。アーモンドアイは東京番長で2つの流れの天皇賞秋を勝利してさすがといえますが、2020年の勝利時は不利を受けたフィエールマン及びクロノジェネシスに飲み込まれそうになったのも記憶に新しいです。
そういう意味でも、全体時計が速くなるような強烈な逃げ馬がいればマイル寄りの実績が重要となり、緩めば中長距離実績を重視するという予想で整理ができます。
上記を考慮すると今年の出走馬で逃げ馬はおらず、単純に中距離実績を序列に考えるレースなのではないでしょうか。マイル実績<中距離実績であれば、朝日杯勝ち馬のドウデュースやドバイターフ僅差のダノンベルーガよりも当然イクイノックスを評価し、なんなら2着以下には穴扱いになるG1馬としてジャスティンパレス、ジャックドールあたりの中長距離G1実績のある実力馬が食い込む可能性まで検討していいかもしれません。(イメージはクロノジェネシスとフィエールマンがアーモンドアイに突っ込んできた天皇賞秋)
ただ一方で過去10年レベルで見ると圧倒的に流れるレースが多く、レースは水物ですから例えば前に行く馬が外枠に入るようですとコース形態上流れるレースになりやすいコースでもありますから、ここは枠を見てどちらに寄せるかを検討するべきと考えます。
レース格と位置づけにギャップある天皇賞秋で勝負ローテを見つける
天皇賞秋は、秋3冠と言われておりますがそのポジションが最も微妙ともいえるレース。というのも天皇賞秋を目標にする馬が極めて少ないからです。
よくスピード競馬の最高峰で最強馬決定戦と言われますが、実際はドバイができてからは褒賞金の関係でジャパンカップは8億円獲得レースになり、有馬記念は有馬記念で賞金額も大幅増+日本最大の売り上げのレース。一方で天皇賞秋は秋初戦であり、その後の番組的には香港と両睨みということを考えるとここを目標とする馬が少なくなるのは間違いありません。一方で現代競馬は、初戦がおつりなしで仕上げる一戦必勝ローテも多いことから、アーモンドアイのようなローテーション馬は素直に信頼し、夏の札幌記念や毎日王冠を叩いて天皇賞秋という馬の好走も目立つレースであります。
そういう意味でも強い一戦必勝タイプの初戦はまず狙い目で、穴を狙うのは札幌記念や毎日王冠を叩いてのローテーション。
近年でも一戦必勝タイプに苦戦しているとはいえ、昨年はパンサラッサが穴をあけ、2年前は絶対王者の3強には敵わないもののサンレイポケットが4着、4年前はアエロリットが毎日王冠から穴で3着に食い込んでいます。
このローテーションについては勝負度合いとリンクするものと考えて考慮が必要でしょう。そういう意味で有力馬のローテーションを考えた時に、イクイノックスはジャパンカップが間違いなく最大勝負レース、ドウデュースも秋3冠かつ叩き良化でここではなく、札幌記念を叩いたジャックドール、ダノンベルーガ、プログノーシスあたりは勝負気配漂いますし、ダノンベルーガに関しては左回りの2000m戦という唯一この馬が日本で最大の能力を発揮できるコースでしょうから抑え必須の一頭と考えます。
天皇賞秋2023 全頭分析
①アドマイヤハダル
重馬場NG,良馬場◎の一頭であり、高速馬場の中山記念でも3着、レコード近い決着であった白富士ステークスでも2着、若葉ステークス史上でも速い決着となった21年若葉賞でも0秒5差1着と強い内容でまず間違いなく高速馬場であれば買える一頭。56週ぶりの六甲ステークスは重馬場で12着、次戦は開幕超高速の京都で時計差無しの2着、前走は超協力メンバー相手に0秒1差の4着だったように速い時計が求められるなら買いたい一頭。一方で今回天皇賞秋は更にメンバー強化されるのでさすがに3連単大荒れ狙いでも3着まで。
②イクイノックス
この馬はとにかく能力が高く、類まれなるスピードが持ち味で、緩い流れの左回りになればドバイシーマクラシックを馬なりでレコード勝利した通りで、後傾ラップの左回り戦が得意なアーモンドアイタイプ。加えてダイナミックな走法を見てもわかる通りで、大飛びであり、最後方から大外一気して末脚を発揮する馬であり、軽く、スピードを活かせる馬場かつ大外に出して走れる東京のような広いコースでこそのタイプ。有馬記念も勝利しておりますが、有馬記念当日の馬場は超外差し馬場であり、中間ラップも13秒が入るようなスローの後傾ラップ戦ですから、イクイノックスの得意なレースラップ。前傾ラップで緩みどころのなかったダービーでは、差し有利なレースでドウデュースに負けたところも気になる要素ですから、得意なのは後傾ラップ戦という理解でよいでしょうが、宝塚記念ではそのような声も一蹴して、前傾ラップを外をぶん回して差し切りとただただ強さを見せました。
現状弱点1つもなく、得意の東京左回りは雨でも降らない限り普通に信頼。
③エヒト
昨年七夕賞を勝利した通りで、好走条件は右回り×平坦コースでしたが、その後はチャレンジカップでは苦手の急坂コースかつ内有利馬場で外々を回してのレースをして好走、AJCCでも急坂コースを上り最速で差のない2着と強い競馬で完全に本格化。ここ2戦重賞で急坂コースでも好走しているので平坦コース替り待ちの状態。今回天皇賞秋は左回りで評価減。
④ガイアフォース
ガイアフォースは時計の速い軽い芝で狙いたい一頭で、新馬戦はドウデュースと僅差、1勝クラスではレコードで圧勝とやはり時計の速い馬場でこそのタイプ。重賞では適条件でのレースを経験しておりませんが、能力面は菊花賞とセントライト記念の内容を評価したいです。
菊花賞は負けてはしまいましたが、2つの明確な敗因がありました。
まず1つ目は展開。勝ち馬のアスクビクターモアは化け物として基本的に阪神内回りで緩みも少ない厳しい差し有利のレース。それをマークも受けながら先行したのは最も厳しい競馬であったことは間違いありません。そして2つ目は4コーナーで垂れる逃げ馬の影響でスパート時にブレーキをかけざるを得なかった致命的な不利。上記の2点からも明確な敗因がありました。
セントライト記念は、菊花賞の勝ち馬アスクビクターモア、次走で持ったままの圧勝で同日の中山金杯よりも強烈なパフォーマンスを発揮したローシャムパーク相手に勝利。5着ラーグルフも中山金杯勝ち馬でしたし、かなりの出世レース。このレースを上り最速で勝ち切った内容は評価が可能。
マイルでの好走歴や中距離での好走歴からも時計の速い馬場の天皇賞秋は相性良さそうで、後は東京という舞台がどうかだけ。穴で一考。
⑤ジャスティンパレス
遠征のない関西圏×軽くて速い馬場×内枠が好走条件。
天皇賞春で先行馬が1.2着馬以外全て崩れるレースを早仕掛けして、上り最速で2馬身半差で圧勝した内容、神戸新聞杯はコントレイルよりも速い勝ち時計で3馬身差圧勝し、菊花賞は前半34秒9でセイウンハーデスが引っ張る前にいる馬にとっては極めて厳しい+ボルドグフーシュも捲るようなレースであり、先行馬にとっては非常に厳しいレースを先行+3~4コーナーで詰まる不利があっての3着は高評価。
馬体が完成しない中で3歳のこのパフォーマンスは古馬になってから注目と考えておりましたが、その初戦となる阪神大賞典では最内で詰まりながらも得意のスローの瞬発力戦で一気にボルドグフーシュを差し切り、続く天皇賞春も圧勝。上記からもレコード級の時計であった神戸新聞杯、レコード決着の菊花賞、超スローで後半速い時計を求められた阪神大賞典、開幕2週目の超高速馬場京都の天皇賞春と速い時計を求められるレースで好走しながらも宝塚記念は地力だけで3着まできた通りで能力は高く、関西圏は堅実。
今回東京遠征が非常に微妙も、内枠であれば一発。
⑥ジャックドール
間隔をあけたローテーションで、高速馬場の左回り戦で逃げる形こそが本領発揮。
右回りのレースでは、大阪杯では緩みやすい上り坂の形状でも前半34秒6と非常に速いペースでの逃げになり、これは過去10年の大阪杯でも断トツ1位の前半3ハロン。パンパンの良馬場でもなく、落鉄しながらでも絶望的な逃げをうち、それを大崩れしないで5着というのはシンプルに評価可能ですし、札幌記念では、苦手の時計の掛かる馬場+右回り+逃げない競馬でもパンサラッサを最後に差した内容は馬場的には有利な馬場を通った側面があるものの苦手条件を克服したところに充実を感じますが、やはり左回り×間隔をあけたローテ×高速馬場が一番いい。
左回りに関しては説明不要の内容。ウェルカムステークスに1分58秒4の逃げ切り圧勝の後、白富士ステークス1分57秒4という天皇賞秋並みの時計を記録。この時計は実は天皇賞秋を除くと東京2000m最速の時計。この1回東京の特に開幕1・2週目はとにかく時計が速かったので、過剰評価は危険とおもいきや、金鯱賞でもレコード勝利。正直、左回り×高速馬場では強いという評価が可能。完全合致の適性レースである天皇賞秋もパンサラッサの逃げを追いかけずに先行する競馬をしたことで上り32秒台を求められるレースとなったことからもこの馬の得意なレースではありませんでした。
上記からも、間隔をあけたローテーション、高速馬場、左回りが揃った今回は当然買える条件。不安は鞍上があまりにもジャックドールをわかっていない騎手なのでそこを武豊コピーしてくれれば。
⑦ダノンベルーガ以下
ダノンベルーガ以下の全頭分析については、オンラインサロン”BESTBUY検討委員会”にて配信中!