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有馬記念2023予想|的中に向けた戦略と傾向考察ー血統&ローテーション編ー

どーもこんにちわ!K-BA LIFEの中の人です!

週はいよいよ中央競馬フィナーレである有馬記念2023!的中に向けた戦略と考察について2度にわたってブログで更新致しますので、是非最後までご高覧宜しくお願い致します。

前回配信したラップ・コース分析編もシンプルに有馬記念を理解できる出来に仕上げておりますので是非最後までご高覧頂ければと存じます。今回は血統的・ローテーション的に狙える馬についても紹介致しますので、是非有馬記念ウィークを楽しむためにご参考に頂ければと存じます。

有馬記念2023 重賞傾向考察

有馬記念 ローテーション

有馬記念は暮れの12月に開催する為、秋競馬から戦い続けてきた馬からするとどうしても余力の観点で分析する必要があります。というのも日本競馬は基本的に中距離を中心に番組も作られており、天皇賞秋を目標にする馬が多い事、加えて秋3冠の中では、賞金が最も大きく、東京が大好きな馬が集うジャパンカップというレースもある為、紛れの多いコースかつ非根幹距離の有馬記念を目標にするという馬はそもそも少ないことや、基本的には余力が残っている馬が少ないのは間違いありません。

例えば、数値だけでいえば過去10年の前走レース別成績をみると下記の通り。

前走 レース名  着別度数

天皇賞秋G1 3- 2- 1-12/18

JCG1 2- 2- 4-44/52

菊花賞G1 2- 2- 2- 7/13

凱旋門G1 1- 1- 2- 5/ 9

アルゼンHG2 1- 0- 0- 6/ 7

コックG1 1- 0- 0- 0/ 1

エリザベG1 0- 2- 1-21/24

金鯱賞G2 0- 1- 0-12/13

上記の通りでジャパンカップは、勝ち星こそ2勝ですが出走馬の頭数は他ローテよりも3倍以上多いのにこの成績は悲惨。複勝率も低いので、狙える条件ではありません。またトレンドが変わった2019年以降で見ても下記の通りであり、ジャパンカップ組は壊滅。

前走レース名  着別度数

天皇賞秋G1 3- 1- 1- 5/10

コックG1 1- 0- 0- 0/ 1

エリザベG1 0- 1- 1- 9/11

菊花賞G1 0- 1- 1- 6/ 8

凱旋門G1 0- 1- 1- 4/ 6

JCG1 0- 0- 0-16/16

レースを見てもジャパンカップよりも前のレースに出走した馬が馬券になっていることが多数であり、基本的にはジャパンカップは鬼門。今年に関して言えば、イクイノックスでさえ疲れがたまっており、引退という選択になっていたことからもこのローテーションはよほど馬の力が抜けていなければ厳しいものと考えます。間隔を数値で直すと下記の通りであり、5週間以上の間隔はあったほうがいいということがわかります。

間隔 着別度数

”  連闘”   0-  0-  0-  1/  1

”  2週”   0-  0-  0-  2/  2

”  3週”   0-  1-  0- 21/ 22

”  4週”   2-  2-  4- 44/ 52

” 5~ 9週”   7-  6-  4- 54/ 71

10~25週   1-  1-  2-  6/ 10

上記を整理すると5週間以上の間隔を開けて有馬記念を目標に仕上げられてきた馬

つまり、菊花賞、凱旋門賞、天皇賞秋からのローテーション馬が大注目であることがわかります。

そういう意味でも、3歳菊花賞ローテからのタスティエーラ及びソールオリエンス、凱旋門賞からのローテーションであるスルーセブンシーズ、天皇賞秋からの直行ローテであるジャスティンパレスあたりは当然注目馬と考えてよいでしょう。

有馬記念 血統

シンプルに有馬記念は欧州血統が買いです。

22年

1着イクイノックス 母系にダンシングブレーヴとトニービン持ち

2着ボルドグフーシュ 母はフランス馬

3着ジェラルディーナ 多重ノーザンダンサークロス

21年

1着エフフォーリア シーザリオは英国血統でサドラーズウェルズ持ち

2着ディープボンド ダンシングブレーヴ持ち

3着クロノジェネシス 父バゴ

20年

1着 クロノジェネシス 父バゴ

2着 サラキア 母系は英国血統のドイツ馬

3着 フィエールマン 母系はフランス血統

19年

1着 リスグラシュー 母系はフランス血統

2着 サートゥルナーリア シーザリオは英国血統でサドラーズウェルズ持ち

3着 ワールドプレミア 母系はドイツ血統

上記の通りで、シンプルにアメリカンよりも欧州系。つまり、欧州系牝系を持つ馬には注目したいですね。今年の注目馬は、ソールオリエンス、タイトルホルダー、ディープボンド、ライラック、あたりには注目したいです。また、欧州系の血統の中でもダンチヒやロベルトといった血統はこれまで有馬記念を沸かせてきた血統ですから、ウインマリリンやジャスティンパレス、ブローザホーンあたりの馬についても注目したいと考えます。

有馬記念2023 全頭分析

①アイアンバローズ

内で揉まれると馬が暴れるので外枠は必須。特に天皇賞春は最内枠から外に出していたようにその気性は問題ありで、多頭数や内枠だとリスクあり。前走ステイヤーズステークスも単騎逃げで絡まれなければ最後まで全く垂れなかった通りでとにかく揉まれないことが条件となります。東京2400m戦で2分24秒2の全体時計で上り4ハロン45秒台の超後傾ラップレースで上り最速を出しているように後半まで溜めが効けば後半の持続力はかなり高い。近年の有馬記念は間隔を詰めたローテは厳しいのでここは軽視。

②ウインマリリン

内枠でラチを頼って走れば能力は上位で、ロベルトの血統らしく、5歳秋に本格化し、内ラチを頼らずに外差しを決めた香港ヴァーズで完全に本格化。元々もオークスで2着と好走していた通りで実力馬でしたが、その後にオールカマーを勝利してから不調が続きましたが、7着になった宝塚記念から完全に復調。

内ラチ沿いを走れる枠で、ラチ沿いを取ることができればオールカマーや日経賞のように走りが違いますし、22年の札幌記念も秀逸。その札幌記念では外目の枠から即最内を取り、直線では天皇賞秋でも2着・4着になる馬に続く3着でソダシにも先着と相当強い内容。ある程度前が有利だったことは否めないですが、それでも1~4着の名前を見れば弱くないことはわかります。23年は相手が悪すぎたドバイSCで6着、馬場が合わなかった札幌記念、外枠のオールカマーと負け続けましたが、前走ブリーダーズカップでは強豪馬を相手に4着と好走。有馬記念の適性としても阪神内回りのエリザベス女王杯で2着、中山2500m戦も日経賞で勝利と適性面は問題なく、間隔も米国からの遠征でありますが、間隔も十分にあいておりますので面白いと思いますが、近年の有馬記念は外差し顕著でインベタがよろしくないのでそこあたりがどうかなと思います。

③シャフリヤール

不良馬場の神戸新聞杯で見せ場なしだったように良馬場マスト。毎日杯で日本レコード、ダービーではあの年度代表馬のエフフォーリアを差し切るダービーレコードでの勝利と高速時計の馬場が必須のタイプ。後傾ラップの後半のスピード勝負でなければ厳しいタイプでありますが、3Fの瞬発力戦というよりは4F程度のロングスパートが得意なタイプ。昨年も天皇賞秋はパンサラッサ以外は超スローで32秒台の末脚を出せずに5着、ジャパンカップではスローの後傾ラップではありましたがラスト4F45秒台とロングスパートも求められたレースで内有利なレースを大外から一頭だけ伸びてきた内容は評価可能。藤原厩舎らしく叩き2戦目で一気にパフォーマンスアップするタイプで、3歳時は毎日杯→ダービー、4歳児はドバイSCこそ勝利しましたが、天皇賞秋→ジャパンカップとパフォーマンスアップしていることからも明らかな叩きレースでは注意が必要。

今回は札幌記念を流して、BCターフで究極仕上げの中で3着。今回香港を回避→有馬記念で明らかに調整が狂ってのレースですからそこまで過信はできません。

④スターズオンアース

桜花賞とオークスを連勝した馬は、ジェンティルドンナ、ブエナビスタ、アーモンドアイ、デアリングタクト、リバディアイランドと名馬だらけであり、名馬の仲間入りをしたと言っても過言ではありません。両前脚の第1指骨剥離骨折は、罹患による能力への影響が各種骨折の中では低い部類に該当する怪我ですし、元値の能力で評価可能。

クラシック3戦の走りが秀逸であり、能力は間違いなく高い。桜花賞は、1~10着まで0秒3という超混戦であり、中でも上位は軒並み内を通った馬であり、外を回した馬を評価するべきレース。その中でもスターズオンアースは、内を通ったとはいえ直線では、ピンハイが外に出して大きく寄れたパーソナルハイと接触する不利がありながら差し切り勝利は評価必要。オークスは差し有利とはいえ、桜花賞とは求められる適性が全く異なる中で上り最速で勝ち切ったのも評価可能。秋華賞は内前有利なレースを出遅れて後方から馬群を縫うように差して3着+上り2位馬よりも0秒4も速い末脚ですから最も強いレース。そこから古馬初戦となった大阪杯でも前残りのレースを差して唯一飛んできた内容は勝馬よりも評価可能ですし、ヴィクトリアマイルは久しぶりのマイルでも安田記念も制覇するソングライン、マイルG1で常に上位のソダシに次ぐ3着と好走しており、雨の要因がなければ勝ちまで見えていた1頭。有馬記念に関しては、直線短い大阪杯・秋華賞でも好走し、天皇賞秋をスキップするとん挫がありましたが、ジャパンカップでは強敵相手にリバティアイランドに詰め寄り、ドウデュースには先着する堂々の3着と実力は現役牝馬最強と言えるでしょうが、とにかく相性の悪いジャパンカップからのローテーションが厳しそう。他のジャパンカップ組と比較すると秋2戦目であることや蹄の悪い状態から急ピッチで立ち上げてのジャパンカップ3着と能力はこのメンバーでも最上位であることから軽視は難しいですが、それでもジャパンカップからのローテーションが気になります。

タイトルホルダー

この馬の好走パターンは”4コーナー先頭”。

国内でこのパターンなら8戦6勝2着1回で,22年有馬記念は凱旋門賞帰りで本調子にないこと+超外差し決着となった通りで馬場も完全に向かなかったのが全てで度外視可能。この馬の能力を示したのは、圧勝した菊花賞や天皇賞春も捨てがたいですが、やはり宝塚記念。22年宝塚記念は33秒9-36秒3と超前傾ラップ戦であり、逃げたパンサラッサとも0秒2しか離されていないことからタイトルホルダーにとっても厳しいペースだったことは間違いなく、基本的には先行馬壊滅の差し決着レース。実際に内で脚を溜めて差したヒシイグアスや外々を回して差したデアリングタクトが上位にきただけに先行馬にとっては厳しいレース。それを2番手先行、早々に先頭にたって押し切りという競馬は規格外。勝ち時計もレコード時計だったように時計は速い方がよく、直線は短い方が良いタイプ。そんなタイプでも23年日経賞では不良馬場のレースを1秒3差の異次元の勝ち方で圧勝と能力は現役でも最強クラス。差しが決まりやすい阪神長距離の菊花賞、天皇賞春を逃げて勝利したスタミナ、圧倒的なスピードを誇示した宝塚記念と調子さえよければ弱点は全くないタイプで、4コーナー先頭取れそうなメンバーならまず買いの一頭。

有馬記念は過去2回挑戦しておりますが結果がでていないこと、ジャパンカップからのローテーションというのは鬼門であり、引退レースになりますが相手までということにします。

⑥タスティエーラ

皐月賞2着、ダービー1着、菊花賞2着といずれも全て違う舞台、競馬でも結果を出していることからも総合能力はまず高い一頭であり、前半マイペースで走れれば後半素晴らしい脚を使えることができるのが強み。

新馬戦の勝ち時計は過去5年の東京1800新馬戦で3番目に速く上り4ハロン45秒9の上り3ハロン33秒5はサリエラ、ジオグリフに次ぐ3番目に速い時計で優に重賞級の時計。馬場が内有利だったことを考えると恵まれておりますがそれでも0秒6差の圧勝は強い内容。

そして共同通信杯は、上位3頭の進路や当日の他レースにおける上位馬の進路を考慮しても完全に内有利なレース。この内有利かつ前が上位を占める中、唯一差し+外のポジションから上り上位の末脚で追い上げてきたのがこのタスティエーラで負けて強しの内容。弥生賞では、ホープフルステークス2着馬を相手に完勝しており、能力は世代上位。そして、皐月賞。ご存知の通りで重馬場で前半58秒5を進める非常に厳しいラップの中で、先行早め抜け出しの最も厳しい競馬でも2着と非常に強い内容。他の先行馬が軒並み潰れる中で、一頭だけ早め抜け出しですから、皐月賞では勝ち馬と同列の評価をしてもよかったです。日本ダービーはスローで前が有利な流れをうまく競馬した騎手がうまいと感じますが、勝ち切った内容は能力でしょうし、初の遠征、京都3000mと全く適性と異なりそうなレースでもしっかりと好走したことからも世代最上位級の一頭。今回得意の中山で好位で競馬ができれば崩れる絵は書きにくそうな一頭。

続きは次回及びオンラインサロンにて完全版を紹介予定!

次回更新はローテーション及び血統編を予定しておりますが、その際に追加で更新予定です!

また有馬記念の全頭分析はオンラインサロンにて完全版を紹介しております!オンラインサロンは現在3日間無料キャンペーン中ですので有馬記念を一緒に楽しみたい方は是非!

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ーご報告ー

K-BA LIFEがnetkeibaで公認予想プロとしてデビュー!

7月1日よりnetkeibaさんの”ウマい馬券”にて予想公開することになりました!今回”俺プロ”というnetkeiba企画で全国でTOPにならなければデビューできないため、実力が評価された形になり嬉しい結果でした。まずは、3か月だけですがここで結果を残していくようにしたいと思いますし、BESTBUYを全国に広めれるチャンスでもありますから夏競馬も全力で勝負!