• HOME
  • Home
  • 重賞予想
  • 菊花賞2023予想|クラシック最終京都3000m戦で好走条件全てが揃った自信の本命馬

菊花賞2023予想|クラシック最終京都3000m戦で好走条件全てが揃った自信の本命馬

どーもこんにちわ!K-BA LIFEの中の人です!

菊花賞2023の最終予想・異常投票パトロールの予想記事になります。

私個人として最も好きなレースが菊花賞であり、やっと淀に戻ってきたと感慨深いものがあります。今年はダービー馬も皐月賞馬も揃った注目度の高いレースですし、気合い入れて予想しました。土曜競馬は富士ステークスで◎ソーヴァリアントが6人気3着、勝負レースBESTBUYはホウオウバリスタが3人気2着と好走しておりましたので流れは間違いなくあるはず!週中での菊花賞予想記事では、K-BA LIFEが週初めから考察し、得意とするコース形状や求められるラップ適性を全頭分析し、本命馬を選定しております。その為、このブログでは、下記をポイントに考察しておりますので、競馬予想について勉強したいという方にもお役に立てるものと考えます。

  • コース形状から発生する物理的な流れと求められるラップ適性
  • 開催日程が決まっている重賞だからこそ発生する番組構成の関係で有利となるローテ
  • 全頭分析から導く各馬の適性

それでは、予想記事を最後までご高覧頂ければと存じますので、何卒宜しくお願い致します。

菊花賞2023 最終予想

予想

過去のレースを振り返ってみると面白いことがよくわかるのですが、菊花賞には実力が不足していても好走できる勝ちポジションがあります。当然菊花賞ですから、本当に強いエピファネイアやサトノダイヤモンドような馬みたいに大外ぶん回して勝つ馬もいますが、やはり狙いたいのはスタートしてからスッと折り合いながら下り坂を下れる最内の3~4頭目あたりのポジション。ここが勝ちポジションになります。

このポジションの良さは、ゆっくりと折り合えるということ、コーナー6回分の距離ロスを最小限にできること、そして毎年いるのが垂れる逃げ馬を楽に回避できること(2頭目の馬が影響を受けることが多く、スペースが発生した後に交わしやすい)が要因であり、長距離レースでは最高のポジションです。実際に淀の下り坂を馬なりで3~4コーナーでポジションを上げることもできるので、ここの利点は非常に高いです。

そして、この勝ちポジは湿地の京都らしく馬場がタフになれば内が詰んでくるので最内が厳しくなります。そうなれば内から2頭目のポジションが狙い目となります。今年の馬場は土曜日雨の中開催で、午後のレースは外有利の馬場にシフトしておりますので日曜日も変わらずにその傾向が続きそうです。

今年出走馬の枠順の並びから隊列を考えると、トップナイフが一番よくわからないのですが一旦逃げ馬2頭に逃げさせる形をとるという前提では下記と想定

←外 内→

  ⑥⑤

 ⑮⑦③

 ⑬⑧①

⑰⑯⑪④

 ⑭⑫⑨

  ⑩②

上記を考慮すると、勝ちポジは内から2頭目かつ3列目よりも後方のポジション。

また、菊花賞は、全馬にとって初めての距離になることからも経験が重要になりますし、最も3歳秋時点でタフなコースで強いレースをしているかが重要になります。特に、同じ関西圏の阪神2400mは外回りで急坂を2回経験するタフなコースですし、直線も長く最後に急坂があることからも3歳馬にとってはタフな舞台になります。また、阪神2400m戦の古馬戦を見ても、タイムランク上位馬は実はステイヤーが軒並み並んでいることからもスタミナが必要な舞台であることは間違いありません。

菊花賞の過去10年間の好走馬で目立つのは、阪神芝2400mの神戸新聞杯と兵庫特別組が馬券に絡んでいることです。過去10年で阪神芝2400mを好走実績+上り最速の実績馬も多数好走しており、京都開催に戻った今、阪神2400m戦実績については無視できない要素となっております。

また、京都は金曜日にそこそこの雨量を記録しており、馬場の回復が見込まれるとはいえ土曜日の開催でまずダメージがあるでしょうし、上りも35秒後半のような馬場になるタフな菊花賞を想定します。

上記を考慮すると本命はこの馬。

◎サトノグランツ

友道厩舎が盤石の状態で送り出すサトノグランツに全てが向いた一戦。

切れる脚がない持続力タイプであり、初重賞勝利となった京都新聞杯でも、上り33秒3という自己ベストの時計で勝利したとはいえ、やはり加速が遅れて最後の最後にエンジンが掛かって差してきてましたし、神戸新聞杯も前の馬が止まってから伸びているよに見えたように持続力が武器。血統的にも菊花賞で猛威を振るうディープインパクト産駒の菊花賞馬であるサトノダイヤモンドであることからも今年の菊花賞はこの馬で勝負。

これまでの戦歴を振り返っても、陣営のコメントからも春から菊花賞が大目標。

2戦目は差し決着の切れ味勝負を先行力を活かす競馬で展開と逆の競馬でも2着

3戦目の未勝利戦は前傾ラップの上りの掛かるレースで先行して上り最速

4戦目は後傾ラップでも後半5ハロン58秒台、4ハロン46秒4と非常に後半の持続力を求められたレースで、先行馬壊滅の中でも先行して押し切るスタミナを誇示。

特に、阪神2400m戦のゆきやなぎ賞の内容からも京都の菊花賞向きと判定。阪神2400m戦を好時計で好走した馬を列挙しますが、基本的にはステイヤーに多いです。例えば、2勝クラスで1分44秒9で勝利したのがアイアンバローズとシルヴァーソニック、3勝クラスで1分44秒9で勝利したのがテーオーロイヤルと近走でもステイヤーレースで馬券になっている馬がズラリ。サトノグランツのゆきやなぎ賞で記録した1分45秒9は馬体ができていない3歳春では秀逸な時計であり、2着のサヴォーナも福島2600m戦で2勝クラスを突破と長距離レースで適性の高さを見せております。これに加えて京都新聞杯での瞬発力勝負での勝利もあり、神戸新聞杯も慣れない瞬発力戦を地力だけで勝ち切ったのは評価可能。この神戸新聞杯はよく内前で脚を溜めて展開が向いたような捉えられ方をされますが、全くの真逆であり、全く向かないレース展開や馬場でも結果を出したという方が正しいです。

この早め早めのロングスパートを持続させる力はこの馬の武器であり、今の淀は上りの掛かる馬場であり、この馬にとってBEST。

血統的にもサトノダイヤモンドという菊花賞馬ですし、総じてサトノダイヤモンド産駒は平坦コースが得意ですから、親子3代での制覇も十分に可能。ローテーション的に前走のレコードでの反動が気になりますが、ローズステークスで強い競馬をしたマスクドディーヴァも問題なかったですし、間隔が詰まったローテーションもこれまでを見る限りはそこまで嫌う必要も無さそう。

そして何よりも長距離の友道厩舎。友道厩舎というだけで人気になってしまいますが、それを差し引いても友道厩舎であることのメリットは高いです。

不安点がないとは言い切れないのは鞍上川田。スプリンターズS→秋華賞とG1を連勝しており、そこまで人生うまくいくかなという予想とかけ離れたところでの心配はあります。(逆にいればそれだけしか不安点無し)

本重賞レースの全印を紹介した最終予想及び勝負レースBESTBUYを含む他レースの予想はオンラインサロン”BESTBUY検討委員会”及びnoteにて配信の”勝負レース3本締め”限定配信となります。BESTBUYはK-BA LIFEが4年連続回収率100%超えの勝負レースコンテンツであり、その日最も自信あり+お買い得な一頭を紹介するコンテンツです。

2023年勝負レースBESTBUY実績~10/1

勝負レースBESTBUY:16- 9-13- 40

複勝率:48.7% 単勝回収率:135% 複勝回収率:103%

BESTBUY検討委員会はこちら

 

ーご報告ー

K-BA LIFEがnetkeibaで公認予想プロとしてデビュー!

7月1日よりnetkeibaさんの”ウマい馬券”にて予想公開することになりました!今回”俺プロ”というnetkeiba企画で全国でTOPにならなければデビューできないため、実力が評価された形になり嬉しい結果でした。まずは、3か月だけですがここで結果を残していくようにしたいと思いますし、BESTBUYを全国に広めれるチャンスでもありますから夏競馬も全力で勝負!

全頭分析(週初めにオンラインサロンで公開)

競馬新聞では、馬柱と調教と当週のコメントだけが記載されており、予想の決め手にはまだ不足しているのではないかと考えます。競馬予想にはその馬がどのような条件で走るのか?という点が重要であると考え、その点をラップやコース適性からわかりやすくまとめておりますので是非ご高覧頂ければと存じます。

①ウインオーディン

デビューから馬体重を増やし続けて、重馬場の皐月賞以外はすべてのレースで上り上位の瞬発力型。というのも32秒台の末脚を出した新馬戦が6秒近く後傾、2着となった新潟2歳Sも3秒後傾、5着となった共同通信杯も1秒後傾でしたが、夏の阿賀野川特別では捲り気味にポジションを上げる強気な競馬かつ前傾ラップでも2着と好走している内容からも本格化。その2200m戦は過去5年でも上位の時計ですので、高速馬場適性が高いのもポイント。これまでのレースを見ても現状は広くて高速馬場かつ後傾ラップ戦が得意という整理で良さそう。セントライト記念についても過去5年でも上位の時計で決着する高速時計の中で、ソールオリエンスよりも後方のポジションからレースを進めて、3~4コーナーで他馬が外に振れたことで、内から7~8頭目の大外ぶん回しで、コーナーを曲がり切ったタイミングでは最後方にいるような厳しいレースでも直線は追い込んでた内容は注目。加えて、ゴール後にはソールオリエンスも抜き去っていたように完全に脚を余す内容だったことからも距離は延びても良さそうです。父エピファネイアであり、菊花賞でも好走したオーソクレイス、ディヴァインラヴ、アリストテレスと産駒数が少なくともこれでもかというくらい父と同様に好走していることからも血統的な後押しもあり。馬場的に高速寄りでしょうし、枠も前走外々ぶん回し分で惜しい競馬でしたから内目であれば穴馬の資格あり。

②サトノグランツ

切れる脚がない持続力タイプであり、初重賞勝利となった京都新聞杯でも、上り33秒3という自己ベストの時計で勝利したとはいえ、やはり加速が遅れて最後の最後にエンジンが掛かって差してきてましたし、神戸新聞杯も前の馬が止まってから伸びているよに見えたように持続力が武器。

2戦目は差し決着の切れ味勝負を先行力を活かす競馬で展開と逆の競馬でも2着

3戦目の未勝利戦は前傾ラップの上りの掛かるレースで先行して上り最速

4戦目は後傾ラップでも後半5ハロン58秒台、4ハロン46秒4と非常に後半の持続力を求められたレースで、先行馬壊滅の中でも先行して押し切るスタミナを誇示。

この早め早めのロングスパートを持続させる力はこの馬の武器。

加えて、阪神2400m戦のゆきやなぎ賞の内容からも京都の菊花賞向きと判定。

阪神2400m戦を好時計で好走した馬を列挙しますが、基本的にはステイヤーに多いです。

例えば、2勝クラスで1分44秒9で勝利したのがアイアンバローズとシルヴァーソニック、3勝クラスで1分44秒9で勝利したのがテーオーロイヤルと近走でもステイヤーレースで馬券になっている馬がズラリ。サトノグランツのゆきやなぎ賞で記録した1分45秒9は馬体ができていない3歳春では秀逸な時計であり、2着のサヴォーナも福島2600m戦で2勝クラスを突破と長距離レースで適性の高さを見せております。これに加えて京都新聞杯での瞬発力勝負での勝利もあり、菊花賞は馬場が合えば当然本命候補。

血統的にもサトノダイヤモンドという菊花賞馬ですし、総じてサトノダイヤモンド産駒は平坦コースが得意ですから、親子3代での制覇も十分に可能。

ローテーション的に前走のレコードでの反動が気になりますが、ローズステークスで強い競馬をしたマスクドディーヴァも問題なかったですし、間隔が詰まったローテーションもこれまでを見る限りはそこまで嫌う必要も無さそう。

わかりやすいくらいにエンジンが掛かるのが遅いタイプですから、下り坂もプラス。

できれば馬場は高速良馬場がいいのは間違いないですし、何よりも下手したら1人気になる可能性もあることから、タフ馬場の菊花賞になれば思い切って下げるのも手です。

③サヴォーナ

若くからステイヤーの素質を見せてきた馬であり、菊花賞でも爆穴候補。

菊花賞は3歳春時点でのステイヤーとしての素質を見せ、京都の高速馬場に対応できる馬が好走するレース。サヴォーナはその素質がある一頭。

デビューしてから2400m以上の距離をずっと使われ続けており、武器はその距離実績絡みても明らかなとおりで、自在性ある脚質と長距離でも折り合える力。

能力としては京成杯で直線進路探しながらレースをする不利があっても4着とそれなりに走っており、その後のゆりかもめ賞では東京2400m戦かつ速い脚を求められるレースで幻のダービー馬スキルヴィングに敗れるものの格好はつけ、次走ゆきやなぎ賞はレースラップ上は菊花賞と直結するレースを後方から一頭だけモノが違う末脚で差してきてサトノグランツに迫る2着。次走のアザレア賞では瞬発力戦を上り最速の末脚で差し切りと、スタミナを求められたゆきやなぎ賞とスピードを求められたアザレア賞を共に勝利し、菊花賞適性をみせてくれました。その後は青葉賞では先行馬が壊滅する厳しいレースの中でも先行して垂れずに6着、次走の2勝クラスは外差し決まる馬場で逃げて0秒5差圧勝で古馬相手のステイヤーレースで圧勝しましたところスタミナは非凡ですし、この2勝クラス時の勝ち方からも菊花賞では大きな武器になるものがあります。その2勝クラスは逃げる形になりましたが、前半は63秒台と超スローのレース。そのスロー戦を演出したのですが、スタートしてからはかなり出していってからピタッと折り合ったのですから、全馬初距離で折り合い難は致命傷となる菊花賞では大きくプラスです。

決め手こそ神戸新聞杯でもサトノグランツに差されましたが、持続力やスタミナを考えれば、菊花賞への適性は相当高いと考えております。

また血統的にもキズナ産駒は平坦京都を得意としておりますし、不安無し。

上記からも今回枠が良い枠であれば本命候補の1頭です。

④シーズンリッチ

毎日杯覇者ですが、毎日杯組でも出世するのは極上の末脚を見せてくれた馬のみ。過去10年の毎日杯組でもその後に好走したのは上り34秒前半以下の末脚で勝ち切った馬であり、35秒を超える馬は基本的に伸び悩みます。過去10年でも下から3番目の上りの遅さでしたし、そういう意味でも強い馬という判定はしないですし、ダービーで7着も基本的にダービーは前有利の流れですから、先行して0秒4差を過大に評価されるのであれば軽視で良さそうですし、血統的にドゥラメンテ×ハーツクライですが、距離が延びても良さそうとも思えません。

⑤ショウナンバシット

時計の掛かる馬場への適性と先行脚質が生み出す抜群の安定感が武器の馬。皐月賞出走する前は、出走レースの全てが内前が有利なレースを内前で競馬してバイアス通りに結果を出していた馬が、皐月賞では出走馬の中でも最も強い部類のレースをしてくれました。その皐月賞は上述の通りで超大外有利×超差し有利の超外差しレースでしたが、ショウナンバシットは内枠だったことからスタートしてから終始最内を通る絶望的な競馬かつ前半58秒5のレースを13-13-10-4と早めのスパートをしていることから完全に馬場・展開と真逆の競馬で5着は好走。これまでの好走歴が重馬場に偏っておりますし、ダービーはスタートで後方になったのが全て、神戸新聞杯もレコード決着であることから高速馬場でのこの2戦は完全にノーカウント可能。もし雨なら他馬よりも相対的に恵まれます。

また、後傾ラップの瞬発力戦はこの馬にとっては少し苦手なのか、前走神戸新聞杯で置いていかれていたところもあり、京都のラスト4ハロン地点からの下り坂は走りやすいはず。そういうことを考えれば馬場がタフであれば十分に狙える1頭ではないかと考えます。

⑥ソールオリエンス

この2戦で人気落ちしてくれるようであれば、菊花賞でも本命候補の1頭。

デビュー戦11秒5-11秒0-11秒0の加速ラップ、2戦目の京成杯は12秒2-11秒7-11秒5の加速ラップ、3戦目の皐月賞12.7-12.5-12.0と3戦連続加速ラップで京成杯は上り2位馬よりも0秒5も速く、皐月賞も上り2位馬よりも0秒9も速い桁違いの末脚で圧勝。また京阪杯や皐月賞でもコーナーの都度右に膨らんでいた粗さを見せながらの勝利で、G1級であの粗さを出して勝てるのはドゥラメンテくらいですから当然世代No.1の馬。ダービーは完全に勝ち馬の騎手がうますぎて仕掛けの差が全てでゴールしてからは完全に抜け出してましたから能力面を疑う余地はありません。

菊花賞は、クラシックホースがトライアル戦で好走すれば夏での力差が埋め切れていないことが多く、菊花賞でも好走というパターンが非常に多いので狙いやすい1頭ですし、そのトライアル戦のセントライト記念も9月中山で後方から外々を回り、4コーナーも騎手が激怒するように内から接触される不利がありながら、大外から差してきたことから、時計が速いレースの中では非常にロスが多いレースだったといえます。また、セントライト記念で勝ち馬は超がつく最高のロスのない競馬ができておりましたし、今後のローテーション的にも賞金加算を考えると負けられない一戦でしたので仕上げが違いました。

また、コーナーでの荒さも目立っておりますが、飛びが大きいタイプで3~4コーナーが広い京都の外回りは中山よりもまず合うはずですし、血統的にも菊花賞馬のキタサンブラック×母父はこれまた菊花賞を勝ったタイトルホルダーと同様にモチベーター持ちと完全に菊花賞仕様の血統。時計が掛かっても高速時計でも全く関係のないタイプですし、ダービーの競馬ができるのであれば、内枠から好位で競馬をすることができるでしょうし、そのポジションこそ菊花賞の勝ちポジションであり、十分に前にいるダービー馬を差せる1頭です。人気と枠次第で本命候補の1頭とします。

⑦タスティエーラ

持ち味は何といっても最高のポジションを先行して取れるそのセンスと持続力。

新馬戦の勝ち時計は過去5年の東京1800新馬戦で3番目に速く上り4ハロン45秒9の上り3ハロン33秒5はサリエラ、ジオグリフに次ぐ3番目に速い時計で優に重賞級の時計でありダービー馬にまで出世。馬場が内有利だったことを考えると恵まれておりますがそれでも0秒6差の圧勝は強い内容。

そして共同通信杯は、上位3頭の進路や当日の他レースにおける上位馬の進路を考慮しても完全に内有利なレース。この内有利かつ前が上位を占める中、唯一差し+外のポジションから上り上位の末脚で追い上げてきたのがこのタスティエーラで負けて強しの内容。

弥生賞では、ホープフルステークス2着馬を相手に完勝。

そして、何よりも皐月賞。ご存知の通りで重馬場で前半58秒5を進める非常に厳しいラップの中で、先行早め抜け出しの最も厳しい競馬でも2着と非常に強い内容。他の先行馬が軒並み潰れる中で、一頭だけ早め抜け出しですから、皐月賞では勝ち馬以上に評価が必要でした。

そしてダービー。この古典的なローテーションにも関わらずダービーでは更に状態を上げての栄冠。正直流れとしては緩く、前が有利な展開だったことは否めませんが、それでもあのローテーションで勝ち切った地力の高さは評価が必要です。

この激闘を戦い切ったからか、トライアルも使わずに直行で菊花賞。近年のクラシックホースの好走パターンとは異なるので、ここをどう考えるかだけではないでしょうか。堀厩舎なので、しがらきでみっちりと考えられますが、夏のしがらきは坂路改修の関係で使えなかったこともあり、仕上げ不足の馬が多いとも聞きましたし、それの影響で遅れたのであれば調教をしっかりと見て見極めたい1頭。

ポジション的には非常に競馬をしやすいのは間違いありませんが、3~4頭目の後ろから差す競馬になった時にどうかというところがあるので枠順は重要と考えます。

⑧ダノントルネード

中内田厩舎らしく間隔を開けたローテーションで使い続けており、明らかに広いコース向きであり、3勝クラスの日本海ステークスはいかにも内回りが合わなかったようで大敗。京都新聞杯では前有利の緩い流れの中で先行して押し切りできなかったように重賞ではまだ能力不足。血統的にはハーツクライ産駒であり淀の外回り長距離戦は大得意の血統ではありますが、ここはさすがに厳しそうですし、何よりも本当に強い馬なら川田騎手が騎乗しているはずも、春からずっとサトノグランツに乗られていることからもそういうことではないでしょうか。

⑨トップナイフ

時計の掛かる菊花賞であれば十分に馬券内にこれるのがこのトップナイフ。

高速時計になるとダービーのように話になりませんが、時計が掛かり上手く立ち回れた時には良い競馬が多いタイプ。

1800m戦の荻ステークスで上り4ハロン45秒9の速い時計を先行して勝ち切り、京都2歳ステークスでは詰まりながらも2着まで追い詰め、ホープフルステークスは共同通信杯勝ち馬のファントムシーフにも先着したものの、前が有利なレースを逃げの競馬で2着、弥生賞は完全に力負けで馬体重も減っていたこと、皐月賞では先行競馬ではなく出遅れて16番手から差しの競馬という新しい味を出しても超外差し決着のレースで7着でも、やはり大外一気では決め手比べになると厳しいので内でうまく立ち回り長くいい脚を使う必要がある1頭。

その良さを発揮したのが札幌記念であり、内でうまく強襲したこととタフな馬場がハマりました。そのような馬場であれば札幌記念のようにG1馬が3頭もいるような強烈な相手でも勝ち負けできるのですからタフな馬場への適性は世代屈指です。

血統的にもメルボルンカップ勝ち馬を輩出した父の産駒であり、兄には万葉ステークス勝ち馬というところでスタミナは非凡。菊花賞もタフな馬場になり枠が内で、3~4コーナーを内から馬なりで走れるようなレースができるのであれば、ポポカテペトルのようなレースはできそうな1頭です。

⑩ドゥレッツア

未勝利戦ではサトノグランツにも勝利しており、初のクラシックには出走していないもののその後4連勝で3勝クラスを突破。3歳馬が中距離路線で古馬3勝クラスを相手に勝利するのは、当然能力としては重賞級。(詳細は上記コラムご参照)

加えて、その3勝クラスで勝利した日本海ステークスの内容が秀逸。まずは時計面ですが、過去5年でも上位の時計で上り最速差し切り勝ちはかなり強い内容。加えて、この日の馬場や展開は完全に前が有利なレースの中で出負けしてから後方から差す競馬になったことからも非常に厳しいレースでしたがそれでも勝利は実力。不安点はこれまで大切に使われており、遠征経験もないことで初の遠征でどうかというところでしょうか。

これまでの戦歴からもタフ馬場では新馬戦で負けておりますし、その後のレース全てで上りも32秒~33秒台であったり、過去5年でも上位の時計だったりするわけで、高速時計がいいタイプ。もしタフな馬場になっていたら少しリスクあります。

一方で、鞍上ルメール騎手は長距離レース大得意ですし、ノーマークは無理な1頭ですが、人気しすぎる気がしますので過剰に売れていたらというところ。

⑪ナイトインロンドン

これまでの戦歴を見てもわかる通りで、上りが33秒台を出せない持続力タイプであり、上りは掛かれば掛かるほど良いタイプ。

ナイトインロンドンは中山でデビューして12着と完敗した次戦の東京未勝利で一変していた通りで、広いコースを得意とするタイプ。一方で中山のような小回りでは持ち味を出せないのですが東京のように広いコースであれば常に上り最速を記録でき、未勝利戦では0秒7差の圧勝、1勝クラスも0秒5差と圧勝し、その後の阿寒湖特別が更に期待が持てる内容。その阿寒湖特別は、シンプルに勝ち時計は過去5年の札幌2600m戦でも上位の時計であり、上り3ハロンは2位馬よりも0秒5も速い時計的な評価も可能で、着差も2馬身差と完全に力差をつけての勝利。その2.3着馬は次戦しっかりと2勝クラスを勝利していることからも相手関係は弱くない中でのパフォーマンスですから評価しなければならないです。札幌競馬はコーナー距離が長いことからも東京競馬場と相関性のあるコースであることからも広いコースという定義ができますが、直線が短いコースでもしっかりと勝ち切った内容は長い直線になり、スタミナが求められ、速い上りも出せるという点については菊花賞でも買いたくなる一頭。馬場が高速化して、上りが33秒台を求められるようなスローのペースを見込むのであれば嫌えばいいですし、捲りも入り、外から差せるというレースを想定するのであれば買うという馬でしょう。

スタミナは血統的にも申し分ありませんが、菊花賞での勝ちポジを狙える器用さがあるかと言われれば相当単調な競馬しかできないので枠は2枠あたりでないと勝ちまでは厳しいでしょうか。

⑫ノッキングポイント

パンパンの高速馬場でこそのタイプ。

新馬戦で記録した1分35秒3は過去5年の新馬戦でも5番目に速い時計であり、中でも後半3ハロンの時計を見ると、33秒2は相当速く、自信の上りも11.4-11.2-11.1と加速ラップで33秒2は重賞級と判定しましたが、その後は前が有利なレースや時計の掛かる重馬場等この馬にとっては恵まれないレースが続き、毎日杯も上り時計35秒台と評価できない一戦でしたが、ダービーではその素質を発揮。ダービーは基本的にはホウオウビスケッツやシーズンリッチも僅差で残しているように前有利の決着でしたが、大外から差してきた内容は評価可能ですし、距離不安も払拭しての5着。その後、夏に古馬相手に新潟記念で勝ち切った内容からも注目が必要。

一方でタフな馬場になると相当厳しいという整理をしているので馬場が高速なら買うというところですが、前走のように内で切れる脚を使う競馬ができればいいですが、外々を回すような競馬になると諸さがでそうなので、枠と馬場次第。

⑬ハーツコンチェルト

ダービー時の見解が下記で広いコース×左回りが好走条件。

==

”広いコースの長距離戦でこそと考えていた一頭であり、青葉賞でも2着好走と左回りの長丁場であれば今年のこのメンバーなら青葉賞2着馬でも十分に通用できる一頭。”と評価している通りであり、広いコースかつ長めの距離なら無条件に狙えますし、スローのダービーで後方から外を回して差してきた唯一の馬ですからこの条件なら世代でも最上位。中京2000m戦での新馬戦の時計も凄まじく、勝ち時計2分2秒以下+上り4ハロン46秒5未満で上り3ハロン33秒台の勝ち馬で若くしてクラシック直結の末脚を記録。その後は、東スポ杯2歳ステークスで出遅れ+内有利な馬場を大外ぶん回し、ホープフルステークスは中山内回り戦、若葉ステークスは、内前有利な馬場でスタートで後方まで下げて外々をぶん回す馬場・展開と真逆の競馬と全て言い訳がつく内容。負けたレースは阪神の内回り、中山と小回りのコースであり、広いコースなら。”

==

上記の見解通りで、広いコースになったダービーでは後方勢に不利な展開を大外から差してきて3着と好走したように地力は高いのは間違いありません。

一方で懸念点は右回り。これまでの実績の通りで、左回りしかうまく手前を変えておりません。前走神戸新聞杯は単純に後傾ラップ戦を後方から大外ぶん回しが物理的に厳しいだけであり、その分で過小評価されるのであれば叩き良化タイプですし、十分に買いたい1頭ですが、とにかく右回りが不安です。ハーツクライ産駒で京都の外回り長距離戦は得意であること間違いないのですが、非常に悩ましいです。ただ、これまでのレースのように大外ぶん回して勝てるほど甘くないのも事実ですし、内で新しい面に期待して内枠ならという程度の評価とします。

⑭パクスオトマニカ

若竹賞の勝ち時計を評価しており、過去でも2.3歳戦の中山1800m戦としては、10番目に速く、フィエールマンの山藤賞・ステルヴィオのスプリングSと同水準の時計。同レースでいえばウインブライトの勝ち時計よりも速く、時計の評価は可能。つまり小回り中山でこそのタイプで、逆に少頭数の前有利のプリンシパルステークスは勝利したとはいえ全く評価しておらず。そういう意味では京都外回りはこの馬の舞台ではないと考えます。

⑮ファントムシーフ

広いコースで確実な末脚を出せるのが武器。ハービンジャー産駒ながら上り33秒台を使えて高速馬場でも好走できるあたり能力が非常に高い一頭。共同通信杯を勝利するまでのレースを分析すると後傾ラップ戦で先行して速い脚を使えるセンスが武器の馬。真骨頂は共同通信杯のような番手で構えて、ロスなく競馬する馬であることからも広いコースでこそのタイプ。逆に狭いコースになり、揉まれるとホープフルステークスのように中団での競馬となってしまい捌ききれずに4着といった競馬になったようにできれば広いコースでこそ。皐月賞も同様に小回りのコースで落鉄があったとはいえ、大外で差す競馬でも馬群を縫うのを手間取ったところもありました。そういう意味でもダービーではスタートで遅れて後方からになりポジションをとれず、後方からのレースになったことが全て。インタビューでも武豊騎手が”勇気が足りなかった”というコメントを言われている通りで、外枠からでも積極的にポジションを取りに行ったノッキングポイントと比較しても後方だからこそ、外々を回されてポジションの分だけ届かずというレースでした。ゴール後は新潟記念勝利したノッキングポイントと同様に突き抜けているだけに脚を余した形ですし、能力は上位。

瞬発力タイプではないだけに、神戸新聞杯では切れ負けしてしまいましたが、菊花賞なら逆にそんなことはならないですし、内枠に入ってくれれば鞍上も京都外回りではただただ天才ですし、間違いなくNo.1の技術を持っておりますから、内枠であれば重い印をうつ予定です。

⑯マイネルラウレア

新馬戦、若駒ステークス共に超スローなレースを差し切る非凡な競馬。血統的にゴールドシップ×マイネボヌールなので兄のマイネルウィルトスのように時計も上りも掛かるレースでこそのように思っておりましたが、若駒ステークスでは前が残るスローのレースを上り2位馬よりも0秒4速い末脚で差し切りは能力。その後は足元の不安があり、思うようなローテーションで使えておりませんでしたが、京都新聞杯では前が有利なレースを5-5-8-8とポジションを道中下げてしまった不利もありましたし、神戸新聞杯は完全に切れ味勝負で切れ負けしておりましたが、それでも前残りのレースを後方から外を回すレースで8着ですからそこまで悪くありません。血統的にもズブさがあるので、京都の3~4コーナーから下り坂を使えるのは良さそうで、穴で一考。

⑰リビアングラス

京都新聞杯では前有利のレースを逃げて3着と正直どうかなと思いましたが、夏の阿賀野川特別は古馬や3歳馬相手に好内容で完勝。新潟2200m戦では過去5年上位の時計での逃げ切り勝は能力でしょうし、他の先行馬が崩れる中で逃げてウインオーディン相手に完勝ですから能力はそれなりにあるはず。菊花賞では直線が長すぎるのと3~4コーナーで相当厳しい標的になりそうなので今回はよほど枠に恵まれない限りは軽視しますが、今後小回り戦などで追いかけたい1頭。

異常投票パトロール

単勝・複勝30万円以上の異常投票を見つけて紹介する”異常投票パトロール”の更新は、前日深夜及び早朝となりますので、是非もう一度ブログへお戻りくださいませ!

馬名 単勝 複勝
タスティエーラ 200万,100万  
サトノグランツ   140万,50万
ソールオリエンス

100万,60万

140万.200万

140万,170万

190万

ドゥレッツア 30万  

本日の勝負レース予想配信

K-BA LIFEでは、毎週全レースをラップ及びトラックバイアスの観点で回顧・復習し、気になる馬をリスト化し、リスト馬のキャラを分析して次走狙える条件に出てきて尚且つお買い得(オッズが美味しいこと)なら狙い撃ちするという予想プロセスで、その日最もお買い得な一頭を紹介する”BESTBUY”は2019年配信以降4年連続回収率100%超えの予想であり、重賞予想も本命馬の回収率は100%超えを継続しておりますので、皆様の競馬ライフに少しでもお役に立てるものであると考えます。(2022年予想一例:スプリンターズステークス◎ジャンダルム

朝一勝負!”Morning BESTBUY”

coming soon

2023年実績~10/1:19- 18- 5- 35

複勝率:54.4% 単勝回収率:131% 複勝回収率:94%

Morning BESTBUYは、Twitterでも配信中!是非フォローをお願い致します。

最終レース予想”最終ベスハメ”

coming soon

最終ベスハメは毎週土日朝9時にLINEでも配信中!是非友達登録をお願い致します。

今日イチの勝負レース”BESTBUY”

勝負レースBESTBUYを含む他レースの予想はオンラインサロン”BESTBUY検討委員会”及びnoteにて配信の”勝負レース3本締め”限定配信となります。BESTBUYはK-BA LIFEが4年連続回収率100%超えの勝負レースコンテンツであり、その日最も自信あり+お買い得な一頭を紹介するコンテンツです。

単勝ベタ買いでも3連単頭固定でも馬連や三連複軸固定でも使いやすい一頭となっておりますので是非!買い目を参考にしたいという方は、netkeibaで配信中の”俺プロ”をご検討頂けましたら幸甚です。

BESTBUY検討委員会はこちら