【外厩競馬】awajiトレーニングセンター【森秀行調教師監修・エミオンステーブル管理】
どーもこんにちわ!K-BA LIFEの中の人です!
本日は、関西の外厩で面白い育成牧場がありましたので、紹介したいと思います。
本日紹介するのは、関西のリゾート地 淡路島の外厩施設であるawajiトレーニングセンターについて紹介します。
地の理的には、しがらき等と比較すると栗東トレセンから遠いところはありますが、淡路島は、栗東から3時間程度で到着しますので、北海道などと比較すると圧倒的に使い勝手がいいので、重宝されております。
さらに、このawajiトレーニングセンターは、あの坂路の鬼 森秀行調教師が監修したということもあり、非常に素晴らしい施設が整っています。
運営会社は、エミオンステーブルであり、基本的には、エミオンステーブルでの預託になるのですが、
トレセン内には、チャンピオンズファーム淡路というのもあります。
このチャンピオンズファーム淡路は、
実は、
社台ファームが平成30年に琵琶湖近くに開設予定のノーザンファームしがらきを超える社台ファーム生産馬用の外厩施設である
チャンピオンヒルズ
この関西最大規模の外厩施設の試験的な要素を踏まえていると考えております。
チャンピオンズファームは、日高であり社台とは関係ない様に見えますが、チャンピオンズヒルズ開設には、多大な資本が必要であり、社台の力無くしては開設な不可能ですので、チャンピオンズヒルズ建設共同企業連合体として開設に動いております。(非常に近隣住民から反対があったみたいですが。。。)
社台ファーム系は、こちらの記事で説明した通り、関西には外厩施設がグリーンウッドを使用している程度ですので、関西の外厩事情では、あまりアドバンテージを持っておりません。ノーザンファームに追いつくためにも関西にトレーニングセンターを持つことは至上命題とも言えます。
そういう意味では、このawajiトレーニングセンターに作ったチャンピオンズファーム淡路は、このチャンピオンズヒルズの先駆けとなりえますし、淡路島に社台ファーム生産のエリート馬が集まり、森流の坂路で鍛えられ、活躍し、そこでノウハウを蓄積し、チャンピオンズヒルズ開設に備えるというのは普通のことなのではないでしょうか。そういう意味でもawajiトレーニングセンターは非常に注目度の高い外厩施設と言えます。
awajiトレーニングセンター概要
坂路:1100m (傾斜:3.5→6.5%)
プール
ウォーキングマシン
ダートコース
何と言っても注目は、1100mの坂路。
東西トレセンレベルの距離を持っており、800mのしがらきや700mの吉澤WESTと比較してもとにかく長い。
栗東トレセンと比較しても長さは同等ですが、傾斜が最大6.5%と厳しく非常に素晴らしい施設です。
特徴
現状は、森調教師の馬が大半です。
森調教師は、栗東よりもハードな坂路であるこのトレセンでデビュー前の馬をガンガン鍛え上げるとのこと。
簡単にいうと、awajiトレーニングセンターで53秒の時計の場合は、栗東の坂路では、単純に2秒速くなるということ。
さらに、多くのスタート練習用ゲートもあり、スタートの苦手な馬の訓練にも使うことができる。
なおかつ雪が降らない温暖な気候であるため、調教の頓挫が少ないので、2歳馬は早期にデビューすることができるとのことです。
森調教師のユウチェンジやネロが早いうちから活躍できたのも納得です。森調教師曰く、馬の素質を開花させるのは1km程度の坂路が必要とのこと。
アクセスもよく、気候もよく、森調教師の馬だけではなく、チャンピオンズファーム淡路の開設により、社台系の馬も集まるこの外厩施設には今後も注目です。