【競馬入門】新馬戦を予想する前に絶対に知っておきたいこと【ダート編】

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この記事は、新馬戦予想ダート編です。新馬戦の魅力は、各馬の能力の差が歴然としていて、後のG1馬と一生未勝利の馬が一緒に走る唯一のレースなので非常に面白いです。しかしながら、出走履歴がなく、予想ファクターが少ないので非常に難しいです。そんな新馬戦について、前回芝の新馬戦を執筆したのですが、予想ファクターは少ないですが狙い所はしっかりしていることがわかりました。(芝編は下記)

【競馬入門】新馬戦を予想する前に絶対に知っておきたいこと【芝編】

この新馬戦で面白いのがオッズの歪みが生じやすく、過剰人気になる馬がブランド厩舎や生産牧場、さらにはオーナーといった側面で多数いますし、スピード指数のようなものがないので、システム的に爆買いするグループも参入率が少ないので、オッズの歪みが生じないのでしょう。

こんな魅力がいっぱいで、ある意味美味しい新馬戦について、まずは基本を押さえていきたいと思います。

それでは、本日はダートでの新馬戦を予想する前に絶対に知っておきたいことを紹介します。新馬戦の記事を書いてみて、新しい発見も多数ありましたので、もっともっと新馬戦について奥深く勉強できればと思いましたので、いつの日か実践編も執筆したいと思います。

新馬戦(ダート)を予想する前に絶対に知っておきたいこと

ダートの新馬戦こそ調教で狙う!

新馬戦では、馬の能力を示すパラメータは、調教でしょう。

しかしながら、調教は奥深いです。

調教時計が速ければ速いほど馬券に直結するわけではないですし、188ある厩舎によっても仕上げパターンや調教時計の出し方がまるで違います。時計をバシバシ出していく厩舎に、あまり速い時計を出さない厩舎もいたり、調教で時計は出しまくっていても肺ができていなかったり、仕上げのパターン次第で実践の結果が大きく異なる場合があります。

一方で、厩舎別の癖を見抜く前に、時計の正しい価値を見つける必要があります。ダート新馬は特に調教の時計が物を言うこともあるので、まずは基準を確認していきたいです。この基準が絶対ではないですし、厩舎によってはテンションを上げない為に、あえて時計を出さない厩舎もいますので、あくまで参考値ですし、何より馬場や乗り役次第で大きく時計も違いが出て来ます。それでも基準を知っていれば、何が要因で速いのか遅いのかも見抜くことができるようになりますので、おすすめです。

コース 基準タイム
栗東CW 65.5~12.5秒(5F-1F)
栗東坂路 52.5~12.5秒(4F-1F)
美浦CW 66.5~13.3秒(5F-1F)
美浦坂路 53.5~12.5秒(4F-1F)

これらの基準タイムを見ながらも、注意したいのは初時計から最終追い切りまでの過程でしょう。一度だけ基準タイムを超えた走りをしていてもあまり使えるデータではないです。基本的に狙いたい仕上げの新馬は下記です。

・初時計から常に基準タイム近辺の時計を出している。

・常に上がり時計が12.5秒前後と速い

逆に、ラスト1ハロンが例えば14秒程度ですと少し能力面や仕上がりに不安があります。また、新馬戦の調教師毎の仕上げ方の特徴について、簡単にまとめました。一般的には栗東の厩舎は、色がでており、バシバシ鍛えますが、美浦の厩舎は外厩に頼りっきりのような状況です。そういう意味でも、栗東の池江厩舎や角居厩舎の馬は、全体的に馬体が似た形になってくるので本当に面白いですよ!

バシバシ調教で時計を出す仕上げの厩舎

・友道厩舎

・中内田厩舎

・藤岡健厩舎

・池添学厩舎

・昆厩舎

外厩を活用するので時計をそこまで出さない厩舎

・相沢厩舎

・手塚厩舎

・高木厩舎

・木村厩舎

ダート血統を素直に信頼。キングカメハメハ産駒はやっぱり新馬戦が苦手

芝の新馬戦は、ディープインパクト産駒の無双でしたが、ダートの新馬戦は、現役時代にダートで活躍した馬が上位です。

特に、ゴールドアリュール産駒は344頭も出走して単勝回収値100円超えなのでどうしても狙いたいですね。サウスヴィグラス産駒はもう新馬で見ることができませんが、クロフネはまだ健在です。シニスターミニスターやパイロやプリサイスエンド産駒もドル箱です。

一方で、サンデー系は、スペシャルウィークとネオユニヴァース以外は、正直買いづらいですね。ダートでもG1級を輩出できるキングカメハメハ産駒はやはり叩いて叩いての仕上げになるので、新馬戦では成績がイマイチですね。

 

種牡馬 着別度数 勝率 単回
ゴールドアリュール 47- 31- 41-225/344 13.7% 100
クロフネ 23- 21- 14-147/205 11.2% 74
サウスヴィグラス 22- 21- 23-207/273 8.1% 70
プリサイスエンド 13- 12- 10- 94/129 10.1% 122
シニスターミニスター 13- 10- 6- 72/101 12.9% 195
パイロ 12- 12- 6- 72/102 11.8% 327
シンボリクリスエス 12- 7- 10-111/140 8.6% 131
ダイワメジャー 11- 11- 5- 51/ 78 14.1% 72
スペシャルウィーク 11- 6- 2- 26/ 45 24.4% 188
ヘニーヒューズ 10- 10- 13- 45/ 78 12.8% 104
ワイルドラッシュ 8- 14- 7- 78/107 7.5% 78
ケイムホーム 8- 5- 3- 66/ 82 9.8% 172
カネヒキリ 7- 10- 6- 79/102 6.9% 38
タイキシャトル 7- 2- 10- 56/ 75 9.3% 148
マンハッタンカフェ 6- 14- 5- 26/ 51 11.8% 60
ファスリエフ 6- 11- 14- 59/ 90 6.7% 85
フジキセキ 6- 7- 2- 37/ 52 11.5% 49
ブライアンズタイム 6- 5- 5- 45/ 61 9.8% 58
スウェプトオーヴァーボード 6- 4- 7- 58/ 75 8.0% 44
ネオユニヴァース 6- 2- 8- 54/ 70 8.6% 102

さぁ、これを距離別で分けてみましょう!特にダートは、1200m、1400m、1800mが番組的に多いので切り分けて分析してみたいと思います。

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新馬 ダート1200m

安心安定信頼と実績のサウスヴィグラス産駒が勝利数は1位ですが、もう新馬戦で出てくることがないので、全体感で言いますと米国血統ですね。サウスヴィグラス、プリサイスエンド、ファスリエフ、スタチューオブリバティ、シニスターミニスター、パイロ、ワイルドラッシュととにかく米国系だらけです。ダート短距離は、米国系の持続力勝負になるので、米国系が強いのでしょう。

新馬 ダート1400m

距離が伸びた途端、米国勢だけではなく、ヘイルトゥリーズン系の馬が上位に出てきますし、穴ならブラックタイドやスペシャルウィーク産駒、ゴールドアリュール産駒も単勝回収値で百円超えです。

しかしながら一番狙いたいのは、アメリカ系のエーピーインディを持つ”パイロ”。複勝50%、連対率40%。単勝回収値も600円超えと凄まじいです。この条件でのパイロは是非覚えておきましょう。米国系で仕上がりも早く、知名度がなく人気の盲点となりますので、狙えると思いますよ!

新馬 ダート1800m

ガラッと勢力が変わりますが、ゴールドアリュール産駒は安心安定ですね!w米国系というよりは、長距離を走れるサンデー系が上位になっていることがわかります。マンハッタンカフェ、マヤノトップガン、スペシャルウィーク等が上位です。特に注目したいのは、シンボリクリスエスとマヤノトップガンが持つロベルトの血でしょうか。

ダーレージャパンファームは狙い目!

現代競馬がノーザンファームの運動会と言われて久しいですね。皐月賞馬以外のダービーにおける掲示板は、2019年に非ノーザン生産馬のダービー制覇するまでここ5年でノーザンファーム以外で掲示板に入った馬が確かいなかったとかなんとか。。

そんなノーザンファームは外厩の力を駆使して完成度が高い状態で新馬戦を出すので、勝利数も1位なのですが、芝レースと比較してノーザンファームと社台ファームでわずか4勝差とそこまで絶対的ではありません。また過剰人気するので旨味もそこまでございませんでした。そういう意味でも狙い目は他の牧場生産馬です。勝率順で並べてみると、注目したいのがダーレージャパンファームです。

98頭出走させて単勝回収値は、100円超えとベタ買いでも儲かる生産牧場です。砂の王様の牧場なのでそらそうかとは思いますが・・・

次に注目したいのは、栄進牧場ですね。単勝回収値241円、連対率34.8%、複勝率47.8%と桁違いのスコアを叩き出しております。きっちりと仕上げて勝ち上がりを狙うオーナーブリーダーらしくダートでは狙い目でしょう。

やっぱりゴドルフィン最強ですが個人馬主にも注目!

ダーレー生産馬がとにかくうまいということを説明しましたのでリンクしてやっぱりゴドルフィンの馬は走りますね。さすが、砂漠の王です。

勝ち星こそキャロットファームに譲っておりますが、過去10年で60頭出走させて勝率約30%、複勝率50%超え、単勝回収率157円とノーザンファームや社台系が人気するレースでしっかりと勝利していることがよくわかります。また、ダートレースは芝と比較して脚の負担も軽く、出走回数が多くとれることから個人馬主にも人気です。メイショウの松本オーナーの新馬戦は最多119頭出走させてなんと単勝回収値100円。

また、スマートファルコンで有名な”スマート”の大川オーナーも連対率が5割を超えており、単勝回収値も100円超え。これは驚くべき結果でしょう。個人馬主としてはダートでしっかりと賞金を稼いで安定的なキャッシュフローを得た上で、芝でクラシックを狙える馬に投資するというビジネスモデルを構築しているのではないでしょうか。

逆にサンデーレーシングは全くダートの新馬戦では買えません。勝率も6.9%で単勝回収値は21円と明らかに過剰人気していることがわかります。サンデーレーシングが要する牝系はとにかくクラシック血統や欧州系の王族血統が多いこともあり、ダートではイマイチパンチ力がないのでしょう。その馬主によって、競馬に対するビジネスモデルが異なりますし、稼ぎ方も異なります。このダートで稼ぐモデルは個人馬主が、芝ではノーザンファームに勝つ可能性が低いので選択しているといっても過言ではないでしょう。夢の血統は、ここで稼いだお金で得て、セレクトセールで大きく購入する。これが近年の流れかと思いますが、あの金子真人オーナーも最初はダート路線で活躍するような馬ばかりでしたからね!?(ブロードアピールにクロフネ等・・

歴史がこのモデルを証明していると思いますので、注目したいと思います。

安田厩舎の複勝は買い。

ダート新馬戦で多数出走させ、勝利をさせているのは安田厩舎。

とにかくこの厩舎は坂路の鬼。坂路でビシバシ鍛えてダッシュ力と持続力を鍛え続けます。スプリンターが多いのもその育成方針でしょう。

ダート新馬でも勝率は低いかもしれませんが、穴をあけていることがよくわかりますし、複勝率は5割超え。2回に1回は3着以内にきてくれます。これだけ出走させて複勝回収が92円は驚愕の結果でしょう。

やっぱり早生まれが有利!

1月生まれはやっぱり成長早いからか強いですねwしかしながら、芝と比較すると5月生まれや4月生まれとそこまで悪くはないようにお思います。

一方で芝の新馬戦は、とにかく遅生まれの成績が悪いです。

ダートの新馬戦は津村騎手と藤岡佑騎手

ダートはやはり地方出身騎手の岩田騎手や内田騎手が勝ち星が多いですね。

ダートの新馬戦というだけで、一気にジョッキー事情も情勢が変わります。それはノーザンファーム勢が芝と比較してそこまでダントツではないということが要因でしょう。勝率でいえばノーザンお抱えのルメール騎手やゴドルフィンをはじめとする国内人気騎手の川田騎手がいいのですが、それでも旨味という意味ではバレているので、狙いたいのは違う騎手。

ここで紹介したいのは、藤岡佑騎手と津村騎手です。両者ともに穴馬を多数勝たせており、単勝回収値や複勝率も非常に優秀。一流ジョッキー以上の成績ですので、これは注目しておきたいですね。

高額馬は黙って買い!

ダートの新馬は、セールで好時計を出している馬等が本当に手堅く勝利します。

過去10年の新馬戦で、ダートデビューする馬で1億円以上の馬は、2-2-0-1と圧巻の安定感。5000万円以上としても、10-7-2-12と3着以内の可能性の方が高いくらいですので、高額馬には注目ですね!単勝回収値でもダートの高額馬はそこまでセレクトセールの芝馬と比較して目立っていないので、人気の盲点になっているのかもしれません。

以上です!