【コース分析】函館競馬場【ヤリ馬主】
どーもこんにちわ!K-BA LIFEの中の人です!
中央競馬の全コース分析をどの競馬サイトよりも使いやすいものを意識しています。
ここで紹介するデータは、他の競馬サイトでは表面的なデータだけを紹介しているような分析ですが、K-BA LIFEではもう一つ突っ込んだ分析を実施しております。是非、開催時にご活用頂ければと存じます。分析内容は、下記です。
・競馬場コース分析
レースラップは過去5年のクラス別ラップを紹介しておりますので、基準タイムがわかるようになっておりますし、狙い目をコースレイアウトから説明しております。
・馬主協会+ご当地ヤリ馬主紹介
・その他データは、ディープインパクト産駒がデビューした2010年以降のデータで全距離の傾向分析
*母数の少ないデータはバラツキとして除外。
目次
函館競馬場コース分析 概要
コースレイアウト
*画像はJRA公式サイトより。
コース攻略ポイント
洋芝での開催
JRA全場でも、札幌競馬場と函館競馬場の2場だけが洋芝での開催をします。これは冬季での芝育成が野芝では難しいことが要因です。
洋芝になると時計がかかると言われますが、その理由が、一般的な野芝と比較しても水分量が倍近くあることです。
また、雨に弱いことです。
雨が多い梅雨の時期に開催されることもあり、雨の影響を受ける函館競馬ですが、雨が降ると下に下に伸びる野芝と比較して、洋芝はマット層が上に集約しており、掘れやすく、馬が走った際に脚が沈むので、時計がかかってしまいます。水分量も多く、脚を取られるという観点で洋芝では時計がかかってしまうのです。
全10場の中で最も直線が短い
東京競馬場の半分の長さです。もっとも短い理由としては、ゴール板の位置でしょう。
函館競馬場は、ホームストレッチのほぼ中央にゴール板が設定しており、1コーナーへの距離も担保しながらゴール位置を設定していることから、ゴールが4コーナーよりに設定されております。その為、直線が短くなるのでしょう。
全く平坦ではなく3.5mの高低差あり!タフなコース。
・ローカル競馬場(札幌・函館・福島・新潟・中京・小倉)の中では中京と並んで最大の高低差
・3~4コーナーから2コーナーにかけて競馬場全体が“斜めに傾いている”
・向正面で海から吹く向かい風によって体力を消耗させられます。
3歳と古馬が同じレースに走る
函館開催から3歳と古馬が同じクラスで走るようになります。結論からいうと3歳馬が圧倒的に有利です。
勝率も二桁%を誇りますし、近年はクラシックに向けて早生まれ戦略及び早期育成を目指している牧場も多いので、成長差がそこまでないということに加えて、なんといっても斤量差が大きいです。6月は、4〜5キロ差、7月は、3〜4キロ差と秋に比較しても斤量差が大きいので3歳馬の活躍が目立ちます。
ここで注目したいのは3歳牝馬です。3歳牝馬は、牡馬よりも2キロ軽いので5〜6キロまで軽くなります。函館SSで3歳牝馬の活躍が目立っていることで注目はされておりますが、それでも古馬との混合戦における3歳牝馬の単勝回収値は100円を超えておりますので、絶対に無視はできないでしょう。
函館馬主協会+ヤリ馬主
ヤリ馬主は、ダービー制覇して最も勢いに乗るキャロットファーム。意外と函館馬主協会。全国で活躍しておりますが、函館での成績は抜群。
名門牧場の辻牧場は、単勝回収率100円超え、コウトミックレーシングは、複勝回収率100円超えです。
ヤリ馬主
馬主 |
勝率 |
複勝率 |
キャロットファーム |
10.20% |
29.60% |
ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン |
6.80% |
25.90% |
ディアレストクラブ |
7.70% |
30.80% |
ディアレスト |
5.90% |
21.20% |
ノルマンディーサラブレッドレーシング |
7.00% |
18.60% |
辻牧場 |
15.00% |
35.00% |
コウトミックレーシング |
5.70% |
25.70% |
馬主協会
足立 敬太 |
大野満 |
㈲アラキファーム |
加藤厚子 |
㈲石川牧場 |
河内孝夫 |
㈲石田牧場 |
河村祥史 |
岩崎伸道 |
河村隆平 |
㈲梅田牧場 |
菅藤宗一 |
浦新徳司 |
北村守彦 |
㈲大川牧場 |
㈲杵臼牧場 |
㈲大島牧場 |
㈲キャロットファーム |
高岡義雄 |
㈲桑田ファーム |
ディアレスト |
西森道男 |
ディアレストクラブ㈱ |
ヌンクラブ㈱ |
手嶋 龍一 |
㈲野坂牧場 |
トール&ワイド |
㈲信岡牧場 |
中地賢次郎 |
㈲ハイパワー商事 |
中西均 |
㈱ノルマンディーサラブレッドレーシング |
中野富夫 |
長谷川彰 |
西川光一 |
長谷川兼美 |
西口文彰 |
㈲浜本牧場 |
西村憲人 |
原口輝昭 |
高山和士 |
田中春美 |
棚網るみ子 |
谷岡正次 |
コウトミックレーシング |
三度屋 |
古賀禎彦 |
下河邉行雄 |
小嶋將則 |
庄野昭彦 |
小林仁幸 |
庄野宏志 |
齊藤直信 |
杉澤真吾 |
坂本肇 |
杉澤光雄 |
㈲笹川大晃牧場 |
鈴木修平 |
佐々木徹 |
首藤徳 |
澤村敏雄 |
首藤徳 |
㈱山紫水明 |
瀬口信正 |
坂東勝彦 |
西村豊 |
㈱ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン |
矢野秀春 |
㈲びらとり牧場 |
山内広 |
藤本誠二 |
山口裕介 |
藤本幸雄 |
㈲山崎牧場 |
本間充 |
㈲ユートピア牧場 |
松岡悟 |
㈱ローレルレーシング |
㈲宮内牧場 |
㈲高瀬牧場 |
㈲ヤナガワ牧場 |
髙樽さゆり |
簗詰貴彦 |
高橋長治 |
玉置潔 |
㈲辻牧場 |
チームユッキレーシング |
函館競馬芝1000mの傾向と対策
1年に2回しか開催されないかつ2歳の新馬戦のみであるので簡単に傾向と対策を説明します。
まずコースとしては、スタートしてからずっと上り坂であり、その後4コーナーから下り坂からの直線は平坦というコース。新潟1000mの1ターンバージョンというような起伏です。
・ラップ傾向は、前半3ハロンが坂の影響か34.8、後半が34.4と意外にも後傾ラップ。
・逃げ、先行できる調教タイムの馬を狙うしかない。
・1コーナーで3番手以内の馬が14戦中13回勝利。
・血統特注馬
特注種牡馬;キンシャサノキセキ、アドマイヤマックス、フレンチデピュティ
フレンチデピュティ産駒は、4走し、全て馬券内です。
函館競馬芝1200mの傾向と対策
芝1000mと同様に上り坂からスタートして、4コーナーから下り坂のコースレイアウト。高低差3.5mを全て経験することとなる起伏のあるスプリント戦です。このコースで差し届かずに負けた馬が札幌にきたら絶対に目をつけておきましょう。
クラス別ラップ
・スタートしてから上り坂、向正面で強い向かい風が吹くにも関わらず、前傾ラップ。
・下級クラスになればなるほど全馬が直線になるとバテているので、差し馬が届かない傾向が強いので、内枠の先行馬を黙って買う。
・タフなコースになる為、距離短縮馬はしっかりと狙う。
その他データ
このような前傾ラップのレースになると米国系の血統だらけになる可能性が高いと思いますが、起伏のあるコースに加えて、持続力勝負になることが多いので、先行して長くいい脚を使えるヨハネスブルグやグレイソヴリンを持つ血統に好走馬が多い。
函館競馬芝1800mの傾向と対策
コース概要
・スタートしてからの距離が短く、非根幹距離。
・内枠が有利
・高低差3.5mの起伏を2回走るタフなコース
・根幹距離敗退組かつ距離短縮の馬が狙い目。
クラス別ラップ
・スタートしてからの直線が短いが、起伏あるコースで小回りである為、ペースが上がりにくい。その為、先行勢が有利になる。前半1000mが古馬オープンでも60秒が平均のコースであり、中間ラップも緩み、小回りで直線が短く、3コーナーまでは上り坂なので差しが届きにくいコース。
・緩んだ後傾ラップながら、直線が短いので内枠の先行馬がとにかく強い。
その他データ
・ステイゴールドやネオユニヴァースを持つ馬が優勢
・ニジンスキーに注目。
・2000mの距離短縮組に注目。
函館競馬芝2000mの傾向と対策
コース概要
・スタートしてからの距離が長いのでペースが上がりやすい
・内枠が有利
・高低差3.5mの起伏を2回走るタフなコース
クラス別ラップ
・函館1800mよりも前半3ハロンが速いレースが多い
・上がりが36秒5前後と上がりがかかる傾向がある。
その他データ
父欧州系やロベルトに注目したいですね。
函館競馬芝2600mの傾向と対策
このコースも中々開催がされにくいのですが、傾向としては、超スローペースの後傾ラップのレースとなります。データとしては、下記で欧州系の血統が目立ちます。
函館競馬ダート1000mの傾向と対策
コース概要
・1ターンのダート1000m
・スピード重視の逃げ、先行馬を狙い撃ち
・短距離戦で制御不能なかかり気味の馬を狙えば勢いそのままでゴールもありえる。
・スタートしてから上り坂であるにも関わらずトップスピードでスピードを持続させる能力が必要。距離短縮の馬の出走が多いですが、距離短縮を狙いましょう。
クラス別ラップ
その他データ
函館競馬ダート1700mの傾向と対策
コース概要
・外枠の先行馬が基本的に有利
・アップダウンを2回経験するのでタフなコース
クラス別ラップ
前傾ラップの上がりがかかるタフなレース。オープンクラスは2秒も前傾となるので完全なスタミナ勝負
その他データ
欧州系の血統に大注目。外枠の欧州系の馬はベタ買いでもいいでしょう。スタミナが求められるレースであることから通常のデータとは異なるデータが出ているのかもしれません。
また、スタミナ勝負になるのでとにかく距離短縮組に期待したいです。
函館競馬ダート2400mの傾向と対策
コース概要
年に1回の開催されるコースなのでさらっと。