
【スプリンターズステークス2020】スプリンターズSを予想する前に絶対に知っておきたい傾向
どーもこんにちわ!K-BA LIFEの中の人です!
本日はスプリンターズステークス2020の予想をする前に絶対に知っておきたい3つの傾向を紹介致します。
宝塚記念でG1が一旦お休みになり、秋のスプリンターズステークスでいよいよG1シーズンですね。
ダービーも無観客でしたが、3冠馬が2頭出てきそうな雰囲気の中で、まだ観客導入するかは未定。
神戸新聞杯でもとてつもない売り上げで昨年比190%ですから、そもそも人を入れる必要があるのかというのがJRA目線。
騎手が観戦したらそれだけで大きな影響も発生しますし、トレセンは現在関係者以外は家族でさえ立ち入り禁止な状況下でどうなるでしょうか。
おそらく企業の見方をすれば無観客試合なのでしょうが、それでも秋のG1シーズンは観客を制限してでも入れてほしいですね!?
ということで、スプリンターズステークスの絶対に知っておきたい傾向について紹介したいと思います。全頭分析については別途紹介します!
目次
スプリンターズステークス2020 特別登録馬
今年も素晴らしいメンバーが揃いましたね!春のスプリント王であるモズスーパーフレア、アーモンドアイを力で蹴散らしたグランアレグリア、G1を絶対に欲しいダノンスマッシュといった有力馬がこぞって参戦しております。
タワーオブロンドンは脚部不安で回避ですが、全ての馬が揃った感じですね!これは予想しがいのあるメンバーとなりました!
馬名 | 父 |
---|---|
アウィルアウェイ | ジャスタウェイ |
エイティーンガール | ヨハネスブルグ |
カイザーメランジェ | サクラオリオン |
キングハート | オレハマッテルゼ |
クリノガウディー | スクリーンヒーロー |
グランアレグリア | ディープインパクト |
ショウナンアンセム | ジャングルポケット |
ダイアトニック | ロードカナロア |
ダイメイフジ | アグネスデジタル |
ダイメイプリンセス | キングヘイロー |
ダノンスマッシュ | ロードカナロア |
ノーワン | ハーツクライ |
ビアンフェ | キズナ |
$ミスターメロディ | Scat Daddy |
メイショウグロッケ | メイショウサムソン |
$モズスーパーフレア | Speightstown |
ヤマカツマーメイド | ロードカナロア |
*ライトオンキュー | Shamardal |
ラブカンプー | ショウナンカンプ |
レッドアンシェル | マンハッタンカフェ |
スプリンターズSを予想する前に絶対に知っておきたい傾向
全G1の中で最も前傾ラップになるレースはある流れの経験が重要
スプリンターズステークスの開催される中山1200mはスタートしてからずっと下り坂で、どんなクラスでも前傾ラップになりやすいコースですので、メンバーで明確な逃げ馬がいれば前傾ラップになります。
スプリンターズSも例外なくかつG1なのでより厳しいラップになる傾向にあります。
過去10年のラップを分析してみましょう。
過去10年で前半が緩む展開になったのは2015年と2017年のみで、後は全て前傾ラップの上がりのかかるレースになります。
昨年を思い返していただければ、前半32秒8でがんがんモズスーパーフレアが引っ張ったレースで皆様の記憶にも新しいと思いますが、スタートしてから下り坂なのでとにかくペースが物理的に速くなります。
上記のグラフを見て頂ければわかります通り、スタートしてから2ハロン目以降は時計がかかり続けているので、スタートしてからのスピードを維持し続けるアメリカチックな持続力勝負となるのが特徴です。
加えて、G1であり、前半3ハロンの時計も33秒前半から時には32秒台にもなります。過去10年のアベレージの前半3ハロンが33秒2と極めて速いので、これはG1の中でも最も前半3ハロンが速いレースと言ってもいいでしょう。電撃の6ハロン戦とはよく言ったもので、雷のよう一瞬で勝負がつきますね!
ラップ的にも大切なのは、路盤改修された2015年以降は1分7秒後半〜1分8秒とそれなりに時計がかかるようになっていることです。全G1で最も前傾ラップでも全体時計がかかるということは、後半に時計がかかっており、バテバテの状態であることがわかります。
狙いたいのは前走も極めて速い前半3ハロンのレースの流れを経験している馬です。
スプリンターズステークスで意識したいのは、前走RPCI。
前走RPCIとは、上がりがそれまでの3ハロンと比較してどれだけ加速ラップを踏んでいるかという指標であり、PCIの数値が高いほど瞬発力勝負であり、低いほど上がりのかかるレースになります。
スプリンターズSで必勝のデータはこのPCIが前走44以下でかつ馬券になっている馬であり、実は過去10年で9頭しかおりません。(そんなに上がりのかかるレースはダート戦でも滅多にないです。)
前走RPCI44以下の馬で馬券になっている馬は下記です。
2019年
モズスーパーフレア
ダノンスマッシュ
2018年
ファインニードル
ラブカンプー
ラインスピリット
2011年
カレンチャン
パドトロワ
上記の通りであり、非常に母数含めて少ないのですが、そういう馬がいたらすぐに飛びつきましょう。
そもそも母数も少ないです。
2-3-2-12
勝率10%
複勝率36%
複勝回収値201円
これは飛びつけるデータになりますので要注目ですし、前走に非常に上がりがかかるレースを経験しているか否かに注目するのは重要であることがわかります。
まとめると、前半3ハロン最速のG1なので、前走がどれだけ上がりがかかるレースでどれだけ走れているかをきっちりと把握した上で予想しましょう。
傾向①:RPCIが44以下の前走レースで好走している馬は注意
今年に関しては、北九州記念とキーンランドカップが該当しますね!
中山の馬場改修後は距離短縮組が狙い目
馬場改修された2015年以降のスプリンターズSは、それまでと比較して一気に距離短縮組の成績が伸びております。
上述の通りでスプリンターズステークスは、G1の中で最も前傾ラップなレースでありますが、時計がかかるといっております通り、レース全体がタフです。
過去10年でも2014年より以前の距離短縮馬は、スピードが求められる高速馬場であったこともあり、1頭も馬券になっておりませんでしたが、2015年以降は、驚くことに13頭出走し、1-2-1-9と素晴らしい成績。
馬場が変わってからは馬券に絡むようになっておりますし、昨年こそ上位のスプリンターが強かったのですが、5着にレッツゴードンキがいましたし、明らかに傾向が変わっております。
当然、スプリンターが集結し、夏競馬やステップレースも充実しているのでほとんどの馬が1200mからのローテーションなのでどうしても母数が少なくなるのですが、これはバーチドレンやシャタリングといった効果に加えて、時計がでにくいタフなコースになるような馬場改修がかなり効果があるのだと思います。
特に、2017年に関しては1~3着が距離短縮組であり、非常に優秀です。
馬場改修に加えて、圧倒的な前傾ラップで上がりのかかるタフなレースとなれば前傾ラップを狙うのが定石になりつつありますので、過去10年と伸ばし伸ばしのデータで判断するのは非常に危険です。
傾向②:母数少ないながら距離短縮組には注意する。
フォーティナイナーが大正義、更に注目は・・・
最早常識かもしれませんが、スプリンターズSはフォーティナイナー系の血統が大爆発します。
これ無視して予想すると非常に精度が落ちるのでしっかりと抑えておく必要があります。
まず、フォーティナイナーとはどのような種牡馬かを紹介します。
フォーティナイナー自身、父ミスタープロスペクターでアメリカの最優秀2歳牡馬になった実績もある優秀な馬です。フロリダダービーでブライアンズタイムの2着という話は古株の競馬ファンにはよく知られている話だと思いますが、キャリアハイは2歳でした。米国系の血統は2歳〜3歳で一気に成長するよう作り込まれているので、2歳戦で活躍する牡馬は優秀です。そういう意味でもすぐに種牡馬になり、種牡馬になってからも主にはダートの短距離馬を中心に輩出しておりました。
そのフォーティナイナー系で日本の短距離界で活躍している種牡馬がスウェプトオーヴァーボードとアドマイヤムーンの2頭です。どちらも芝とダート兼用の種牡馬であり、先祖がダート短距離馬でありパワーもあるタイプなのでで坂を苦にせず中山の短距離に強いのでしょう。
そのフォーティナイナーが馬場改修後の2015年以降でどれだけ好成績なのかを示す必要がある思いますので、絞って分析をします。
2018年
1着 ファインニードル
父アドマイヤムーンはフォーティナイナー系
3着 ラインスピリット
父スウェプトオーヴァーボードはフォーティナイナー系
2017年
1着 レッドファルクス
父スウェプトオーヴァーボードはフォーティナイナー系
3着 ワンスインナムーン
父アドマイヤムーンはフォーティナイナー系
2016年
1着 レッドファルクス
父スウェプトオーヴァーボードはフォーティナイナー系
上記の通り、フォーティナイナー系は非常に注目する必要があります。
一方でこれは誰でも知っているような内容ですので、近似血統についても理解を深めておくべきです。
米国系ミスプロ短距離血統には注目です。フォーティナイナーも広くいえばミスプロ系の短距離種牡馬ですから、似たような血統にも注目です。簡単な紹介になりますが、昨年の1・2着も該当します。
タワーオブロンドンの父は、米国系のRavens Passです。
この父の父は、米国系種牡馬のGoneWest。
2着馬のモズスーパーフレアについても父の父はGoneWest
共に米国系ミスプロのダート種牡馬であることからもフォーティナイナーと似た血統と言っていいでしょう。
もう1つ知っておきたい血統を紹介します。
それが、欧州3冠馬のニジンスキーです。ニジンスキーはタフな前傾ラップのレースで絶大な適正を見せるのですが、このスプリントレースでもその適正を発揮します。ニジンスキー持ちは過去5年で下記の通りです。
2018年
1着 ファインニードル
2着 ラブカンプー
3着 ラインスピリット
2017年
2着 レッツゴードンキ
母系にニジンスキー持ち。
2016年
3着 ソルヴェイグ
母系にニジンスキー持ち。
2015年
1着 ストレイトガール
2着 サクラゴスペル
3着 ウキヨノカゼ
フォーティナイナーと負けず劣らずの実績です。
スプリンターズSでは、このフォーティナイナーとニジンスキーに注目して血統分析をされるべきと考えます。
スプリンターズステークス2020 全頭分析
スプリンターズステークス2020の全頭分析については、木曜日を目途にブログとオンラインサロン”BESt BUY検討委員会”で紹介予定です!
オンラインサロンでは、ブログでは紹介できない有力馬分析であったり、勝負レースの配信もしております!
勝負レースについては、先週はパイセンのハメ倒し競馬-THE BEST-が土日共に1着で、6.8倍と8.9倍の単勝をすっぱ抜きでした。
かなりの精度で勝負レースを配信しておりますので、G1シーズンに是非!