【凱旋門賞2018予想】凱旋門賞を予想する上で知っておきたい3つの着眼点【ブックメーカーのオッズも紹介中】
どーもこんにちわ!K-BA LIFEの中の人です!
更新履歴:❶出走馬変更、オープンストレッチ使用無しを反映
さぁ、今週日曜日は日本のホースマンが夢見る凱旋門賞2018が開催されます!
過去様々な名馬がこのレースに出走し、日本馬はエルコンドルパサー、ナカヤマフェスタ、オルフェーヴルの2着が最高順位。日本競馬史上最強馬のディープインパクトでさえ3着(レース後失格)でした。ここまでの名馬でも歯が立たなかったレースに、今年はクリンチャーが出走します。前走では最下位の6着でしたが、小頭数の緩い流れはこの馬はそもそも苦手としております。本番では、強烈な先行馬が、厳しい流れを作ればタフな流れに強いこの馬にもチャンスがあるのではないでしょうか!?日本でも時計がかかる馬場では非常にいい競馬を続けていますし、可能性は0ではないでしょう!菊花賞でも大穴でノーマークから好走しておりましたし、是非応援しましょう!
さて、感情と予想ではスタンスを変えないといけないのが競馬です。K-BA LIFEでは、どのブログよりも海外重賞の分析は早くからやってきた自負があります。凱旋門賞については、下記のブログで傾向を抑えております。今年はロンシャン競馬場ですので、ロンシャン競馬での傾向記事です。
このブログでは、抑えておくべき3つの着眼点と予想とブックメーカーでのオッズを紹介したいと思います。ここから読みたくない!早く結論出せ!という方は、下記のブログランキングで結論を出しております。
❶凱旋門賞ニックスと言える血統を持つ3歳牝馬を下記ブログランキング(A)で馬名を先行紹介中です。
欧州2大血統に加えて、ミルリーフは数多くの欧州名馬を輩出してきた名門ニックスですよね!?前走は普通に負けて出走するかわからないですが、JRAのホームページにはしっかりと出走予定と書いているので信じたいと思います!大穴候補として名前はひっそりと覚えておきたいです。
⑤凱旋門賞血統の3歳牡馬です。下記ブログランキング(A)で馬名先行紹介中です。
父がサドラーズウェルズ系で母母父にDarshaanです。この血統は過去幾多もの凱旋門賞馬を輩出してきたこれぞ王道血統。
それでは分析へどうぞ!
凱旋門賞2018を予想する上で知っておきたい3つの着眼点
コースの変化点
まずは、ロンシャン競馬場のコースについて見ていきましょう。
誰もが皆知っていることを長々書くつもりはありません。上記の通り、京都競馬場のように上ってから下るコースとなっており、フォルスストレートで賢い馬ほどラストスパートをかけてしまうリスクがあるコースです。凱旋門賞2018では、コース改修が行われたロンシャン競馬場で開催されるのですが、この変化点は是非覚えておきましょう!
ゴールから約450m地点に内柵から6mのオープンストレッチが追加
【!】2018年の凱旋門賞は馬場のコンディションの都合上オープンストレッチは無しになりました。読み物として読んで頂きたく。
このオープンストレッチというのは、一般的にコースの内ラチから数mに仮柵を設置し、直線の部分だけを内数mをあける画像のような仕組みです。こうすることで大外枠の馬の不利をなくして公平にしようという取り組みです。
この画像を見て頂ける通り、内にいる馬は、内に進路をとり、ごちゃつくことを避けれますし、外の馬はそのまま真っすぐ進めば進路が勝手に開くという京都競馬場の一瞬だけできる内回り、外回りの合流地点スポットのようなものが直線で450mにわたり準備されます。
そう聞くと、枠や脚質の有利不利がなくなるように聞こえますが、凱旋門賞は特別です。
凱旋門賞の前日に16mの仮柵が設置され、当日にはその仮柵が取り外されて芝の状態がいいグリーンベルトが凱旋門賞当日に16mも現れます。そうなると日本競馬でも毎度おなじみの内枠の馬が常にいい馬場をとれ、6mのオープンストレッチもある直線に入ってもごちゃつく心配がなくとにかく有利です。シャンティイ競馬場でも仮柵があり、広大なグリーンベルトを利用し内から伸びてきた馬や早くから内にポジションをとっていた先行馬の活躍が目立っておりました。そういう意味でも1つ目の知っておきたいポイントは、
凱旋門賞は、内枠の先行馬を注意しろ!
ということになります。ロンシャン競馬場で開催されたデータについても下記で紹介しておきますが見事に内ですよね。大外の連対はオルフェーヴルだけです。
ゲート番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 |
内枠(1~10番) | 8 | 8 | 6 | 76 |
外枠(11~20番) | 2 | 2 | 5 | 55 |
大外 | 0 | 1 | 1 | 8 |
絶対的な斤量差
これは有名な話です。凱旋門賞の過去5年の勝ち馬を見てみましょう。
2017年 3歳牝馬 エネイブル
2016年 4歳牝馬 ファウンド
2015年 3歳牡馬 ゴールデンホーン
2014年 4歳牝馬 トレブ
2013年 3歳牝馬 トレブ
つまり凱旋門賞は、3歳か牝馬買っとけってことになります。
この理由は、斤量です。
3歳牝馬:54.5kg
3歳牡馬:56.5kg
4歳以上牝馬:58kg
4歳以上牡馬:59.5kg
この通り、一番重い4歳以上の牡馬と3歳牝馬では5キロも違います。凱旋門賞という世界でも有数のレースでこの差は非常に大きいことでしょう。さらにこの4歳以上牡馬が凱旋門賞で勝利した年まで遡ってみましょう。
2007年 ディラントーマス
2002年 マリエンバード
2001年 サキー
1992年 スーボティカ
本当に少ないですね。欧州の芝はとにかくパワーのいる馬場であり、上り坂から下り坂へ続くコース形状も非常にタフなコースであることは間違いないので、牡馬の古馬のほうが有利に思えますが、とにかく斤量が厳しいです。過去の名馬も何度も挑戦しておりますが、この斤量で敗れているといっても過言ではありません。オルフェーヴル、ディープインパクトも3歳時に挑戦していればというコメントは今でも多数ありますが、日本にとって三冠は代えがたい称号ですのでその話はここでやめておきましょう。
そんなこんなでまとめると、
凱旋門賞は3歳か牝馬を買え!
がキーポイントとなります。但し、これくらいの予想ではいくらなんでも月並みですよね。次に再現性あるデータとして血統を見ていきましょう。
凱旋門賞血統
過去ロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞での血統を注意深くみていきましょう。欧州の血統は、日本でいうサンデーサイレンス系と同じように、サドラーズウェルズやダンジグの2大血統で溢れております。ノーザンダンサーが残した2大種牡馬の影響力が大きいので、簡単にサドラーズウェルズ持ってるからと言っては、ほとんどの馬が該当してしまいます。
そこで母系も含めて、凱旋門賞ニックスを探したり、母母父や父母父等を細かく見て、再現性のあるニックスを見つけていきたいと思います。サンプルは、ロンシャン競馬場に絞りたいと思います。
結論的に言いますと、サドラーズウェルズやダンジグといった欧州2大血統に、ネヴァーベンドやミルリーフといったナスルーラから受け継がれる血統がニックスとして再現性があります。日本でいうサンデー×ミスプロのように、この2つの血統を持つ馬が大量にいたらお手上げですが、まずは見ていきましょう!
2015年
2着 フリントシャー
父ダンジグ系、母父サドラーズウェルズ、母母父ミルリーフ系
3着 ニューベイ
母母父サドラーズウェルズ、父母父ネヴァーベンド系
2014年
1着 トレヴ
父サドラーズウェルズ系、母父ダンジグ系、母母父ネヴァーベンド系
2着 フリントシャー
父サドラーズウェルズ系、母母父ネヴァーベンド系
3着 タグルーダ
父ダンジグ系、母父サドラーズウェルズ系、母母父ネヴァーベンド系
2013年
1着 トレヴ
父サドラーズウェルズ系、母父ダンジグ系、母母父ネヴァーベンド系
2012年
1着 ソレミア
父サドラーズウェルズ系、母父ネヴァーベンド系
2011年
2着 シャレータ
父ダンジグ系、母母父ネヴァーベンド系
このように5年のデータで毎年この血統が好走していることがわかります。これは再現性ありそうではないでしょうか!?ちなみに欧州でよく好走するネヴァーベンド系は、DarshaanやRivermanやShirley Heightsでしょうか。
凱旋門賞2018 事前予想
これまで3つのポイントを見てきましたが、ポイントを整理すると、
・3歳か牝馬
・内枠の先行馬
・欧州2大血統×ネヴァーベンド系
この3つのポイントを頭に残した上で、予想しないといけないです。本日時点では、枠がないので、2点のポイントで絞り込み、中心視する馬を見つけたいと思います。
まず、3歳か牝馬をピックアップしたいと思います。母体はJRAのホームページに記載の出走予定馬から抜粋しております。注目馬抜粋したのに出走しなかったら結構落ち込みますw
・4歳牝馬 エネイブル
・3歳牡馬 ヌフボスク
・3歳牡馬 パタスコイ
・6歳牝馬 バティール
・3歳牝馬 ザルカミヤ
・4歳牝馬 カイトサーフ
・3歳牡馬 ハンディングホーン
・3歳牝馬 フォーエバートゥギャザー
・3歳牝馬 ラーティダー
・3歳牡馬 キューガーデンズ
・3歳牝馬 シーオブクラス
・3歳牡馬 スタディオブマン
・3歳牡馬 フラッグオブオナー
これらが該当します。多すぎますよね。血統的に絞っていきましょう。ロンシャン競馬場での凱旋門賞ニックスと言っても過言ではない馬は2頭います。(当初想定からかなり出走減りました・・・
❶注目血統の有力馬です。下記ブログランキング(A)で紹介中です。
サドラーズウェルズの2×3に加えてミルリーフの完全に凱旋門賞ニックス血統。当然有力馬ですが、ロンシャン競馬場での活躍血統なので、しっかりとマークしましょう!
❷同じく注目血統多数の3歳馬です。下記ブログランキング(A)で紹介中です。
父がサドラーズウェルズ系で母母父にDarshaanです。この血統は過去幾多もの凱旋門賞馬を輩出してきたこれぞ王道血統。これも内枠なら狙いたいですね!
凱旋門賞2018 ブックメーカーオッズ
ウィリアムヒルから引用しております!1番人気はやはり昨年の覇者エネイブル!てか1頭目の注目馬でないのか!?結構ショックですw
クリンチャーは67倍と中々の渋いオッズ。一発ないですかね〜