
【金鯱賞2021予想】絶対に知っておきたい傾向と有力馬予想
どーもこんにちわ!K-BA LIFEの中の人です!
本日は金鯱賞2021の絶対に知っておきたい傾向と有力馬予想を紹介致します。金鯱賞2021の予想に使える絶対に知っておきたい傾向とデアリングタクトやグローリーヴェイズといったここでしか見ることのできない有力馬予想についても紹介!史上初3冠牝馬であり現在現役トップクラスに勝てる馬がいるのか?!徹底分析してます。
デアリングタクトは、昨年無敗の3冠牝馬になり、世紀の一戦、伝説の一戦と言われたジャパンカップで史上初の9冠牝馬であるアーモンドアイ、ディープインパクト以来の無敗の3冠馬コントレイルにつぐ3着と現役屈指の実力馬。その3冠レース全てが着差以上に強い勝ち方であり、ここではまず負けられない一戦。左回りはオークス1着、ジャパンカップ3着と負ける理由がないだけに始動初戦の勝ち方に期待されますね。
ここだけの裏話ですが、デアリングタクトの松山騎手とはとあるところでお話する機会があり、Yシャツの後ろとiphoneの背面にサインを頂いたのですが、その時にアーモンドアイは桁違いに強いって言ってたので、それを信じたらよかったなと今さらながらデアリングタクトの名前を見て思ってしまいました。あのジャパンカップは本当に伝説でしたよ。
さてさて、話を元に金鯱賞。昨年はサートゥルナーリアが圧勝した舞台である中京競馬。昨年から過去にないロングラン開催になっておりますので、どのような馬場になっているかも注目ですね。1月開催がAコースで、引き続きこの3月もAコース開催ですので、冬場ですしそんなに馬場が変わっているとも思えないですが、どうでしょうかね。
それでは金鯱賞の絶対に知っておきたい傾向と有力馬予想をどうぞ!
目次
金鯱賞2021 出走予定馬&外厩情報
金鯱賞2021 特別登録馬
素晴らしいメンバーでG1級ですね。キセキ、グローリーヴェイズ、そしてデアリングタクト。このレベルが中京競馬場に集まったことってありましたっけ?ってくらいのレース感。
馬名 | 父 |
---|---|
キセキ | ルーラーシップ |
ギベオン | ディープインパクト |
グローリーヴェイズ | ディープインパクト |
サトノフラッグ | ディープインパクト |
サンレイポケット | ジャングルポケット |
ジナンボー | ディープインパクト |
デアリングタクト | エピファネイア |
ブラヴァス | キングカメハメハ |
ペルシアンナイト | ハービンジャー |
ポタジェ | ディープインパクト |
金鯱賞2021 外厩情報
ノーザンファーム生産馬が秋の古馬芝G1レース完全制覇で終わった2020年。
伝説だらけのレースでしたが、やっぱりアーモンドアイ、クロノジェネシス、グランアレグリアを筆頭に強かったですね。これも外厩を含めたチームワークのなせる業ですね。
そんな金鯱賞における外厩情報は、無料で競馬セブンにて配信されます。
競馬セブンを無料登録後、金曜あたりに無料コンテンツの”社台軍団の本音”というコンテンツにアクセスしますと”社台外厩リターン”というコンテンツがありますので、そちらで外厩情報が確認できます。
是非ご参照ください。
金鯱賞2021 絶対に知っておきたい傾向
金鯱賞は距離短縮の末脚上位馬を狙いたい
金鯱賞が開催される中京競馬場2000mは、とにかく後傾ラップの末脚勝負のレースになります。
2000mのクラス別ラップを見てみると、前半1000mと後半1000mとで2秒以上後半が速いことがわかります。
過去のレースでも前傾ラップになったのはカレンミロティックが勝利した13年のみであり、2013年は、メイショウナルトの自滅逃げによるもので、全く緩まない展開でしたからノーカンであることや2013年以外は後傾ラップになっているので、そういうレースだと認識しましょう。後傾ラップで、確かに緩むのですが33秒台の末脚というよりも、実質的に必要な能力は、序盤の上り坂をゆっくりと上ってからの徐々にペースが上がっていく持続力勝負。
この理由は、コース形状からある程度説明が可能です。
中京2000mは、直線急坂からスタートされるコースであり、最初の1000mはバックストレッチまで上り坂が続き、その後直線まで緩い下り坂で2度目の急坂を駆け抜ける必要のある非常に起伏の多いコースです。一方でラップとしては、スタートしてから急坂であることからも前半が非常に緩くなり、3コーナー前から4コーナーまでが下り坂であることからもペースが上がり、後傾ラップになります。
特に重視したいのは上がり3ハロン。前半3ハロンと後半3ハロンでクラスによっては2秒近くも後傾ラップのレースである為、求められるのは末脚であることがわかります。
黙って外差しの馬を狙っていきましょう。
昨年のサートゥルナーリアが直線のスピードだけで異次元の競馬をしましたが、まさしくあのようなタイプが最も力を出せるのがこの金鯱賞です。
ただし、注意したいのは、重馬場になった時です。重馬場になると外差しが全く決まらずに、内枠の先行馬が普通に残ってしまうレースになってしまいます。
中京競馬場の路盤改修後から極端にその傾向が増えているので注意が必要です。
話しを元に戻しますが、この中京コースは前半緩み、後半が早いのですが、3コーナー手前からペースが徐々に上がるのでスピードの持続力が求められる要素もあり、距離短縮馬は7勝と圧倒的な成績です。
今年はロングラン開催の影響で馬場もタフになり、例年のように先行有利ということもないでしょうから、距離短縮の外差し馬を狙い撃ちというのが今年の金鯱賞攻略法ではないでしょうか。
金鯱賞はトニービンを狙うレース
金鯱賞を含む中京の中距離レースはとにかくトニービンです。コース傾向的にも最初の1000mがゆっくり流れますが、その後は下り坂で加速ラップを踏み続ける傾向にあります。スローの瞬発力勝負という訳ではなく、1000mを長くいい脚を使い続けることが必要なレースです。そうなると末脚の持久力に定評のあるトニービンの血が活躍するレースになります。過去の活躍馬は、下記です。
2020年
トニービン持ちがロードマイウェイのみであり、スタートで出遅れる不利。
2019年
2着リスグラシュー
2018年
1着スワーヴリチャード
2着サトノノブレス
2016年
3着シュンドルボン
2015年
1着ミトラ
3着サトノノブレス
2014年
2着サトノノブレス
3着エアソミュール
2013年
1着カレンミロティック
2着ラブリーデイ
3着ウインバリアシオン
この通り、金鯱賞では、毎年のようにトニービンの血統を持つ馬が活躍しておりますので、確実に注目が必要ですよね!
金鯱賞2021 有力馬予想
デアリングタクト
ノーザンファーム一強の時代に長谷川牧場生産馬のデアリングタクトが達成した日本競馬史上初の無敗の牝馬3冠達成はとにかくシンデレラストーリー。
こんなことあるんですよね。父は社台グループの種馬かもしれませんが、それでも育成含めてノーザンファームではない馬が、無敗で3冠は日本競馬史に残るシンデレラストーリーです。
特にデアリングタクトについては、血統表から読み込むのが面白い。
社台ファームが米国からお買い上げしたデアリングダンジグ。
デアリングダンジグと当時最強の種牡馬サンデーサイレンスとの子がデアリングハート。
そのデアリングハートは、デアリングタクトの父エピファネイアの母シーザリオと同世代であり、桜花賞で0秒1差の3着、NHKマイルカップも2着、秋華賞は12着も府中牝馬ステークスを2勝するなど名馬でした。
この名馬デアリングハートとキングカメハメハの子であるデアリングバードも社台ファーム生産馬で期待されながらも現役時代未勝利でした。
その血統を買われて、繁殖牝馬セールで長谷川牧場が購入。長谷川牧場のオーナーは、牝系に強いこだわりがあり、デアリングダンジグの牝系にほれ込み、競争成績と牝系の良さを両立する馬は買うことはできないが、それを補う努力を生産者側でするという思いで名牝系を導入。420kg台の馬体で決していい馬を出せそうではないようなデアリングバードを導入し、馬格もあり、気性も強めのエピファネイアをつけることで、”丈夫な馬”を作ることを心掛けたようです。
血統的な思い入れもありますが、牧場での育成についても、資金面では大牧場のようにできないことでも、土壌の改良、いい草の飼育、馬の運動量等やれることを丁寧にやることで、”努力によって創られた”牝馬がデアリングタクトです。当歳セールでは主取りでしたが、牧場側の必死の努力により、馬体も良くなり、1歳時にはノルマンディーのお眼鏡にかかり1200万円の値段がつきました。
そのデアリングタクトが1億円突破の馬が当たり前のノーザンファーム馬を撃破し続け、無敗の2冠馬になりました。
史上初の無配の3冠牝馬はあのジェンティルドンナやアーモンドアイでさえ達成できなかった偉業です。
桜花賞出走時には2番人気だけで満足、あとは無事にコメントし、オークスに関しては出走するだけで夢のようというコメント。
デアリングタクトが長谷川牧場にもたらせたのはこの感動だけではありません。
デアリングバードとエピファネイアの全妹が姉の4倍の価格である4900万円での売却となり、長谷川牧場への孝行っぷりは凄まじいもの。
(*もう1頭の全妹であるマオノジーナスは700万円でデアリングタクト活躍前に売却済。)
そんな伝説的な名馬であるデアリングタクトの能力面について評価したいと思います。
まずは桜花賞。馬場としては超高速馬場でありましたが雨の重馬場になったレースで、前半3ハロン34.9、5ハロン58.0という超ハイペースでしたが、結果を見れば前にいた馬が総じて上位にいたレース。そんな中で、デアリングタクトは後方から大外一気。レース上がり38.1に対して1.5秒速い36.6の末脚で快勝。展開は結果的に向いておらず、差し馬絶望の前有利な馬場で、大外一気を決めたこのデアリングタクトは馬場、展開と真逆の競馬で圧勝。一頭だけ桁違いの内容でした。
続くオークスは中間ラップにG1なのに13秒が入る非常にゆるい展開で、ラスト3ハロンの瞬発力勝負という桜花賞とも真逆のレース展開。前にいたウインマリリンとウインマイティーが止まらない中、直線に入り進路を何度も探すような不利もありながら、上がり34.0のレースでも上がり33.1という究極の末脚勝負を差し切ったのだから桁違いとしか言いようがありません。
この2戦は、全く流れも展開も違うレースの中でも、共に前有利な流れを異次元の末脚で差し切ったのだからこの馬の能力は桁違いです。
そして、秋華賞の内容も秀逸。デアリングタクトは夏を完全にオフとして、北海道に帰って緩めてます。その緩めた状態で、ステップレースを使わずに秋華賞に出走というまだ良化余地を残した状態での秋華賞制覇。
さらにその秋華賞では、マルターズディオサがかなり引っ張ったペースにし、34.9-36.4の超前傾ラップとなりましたが、デアリングタクトは13番手から孫とに出し、3コーナー付近からペースを上げて、直線では5番手という先頭を射程圏内にいれたレースをして横綱相撲。このレースは逃げ・先行馬が全て大敗するような厳しい流れでしたが、そのような激流をペースが上がった時にポジションを上げ、さらに最後まで押し切った内容は秀逸としかいいようがありません。コントレイルもそうですが、3冠馬になれる馬は抜け出してからのスピードの持続力がとにかく桁違いです。
そして極めつけはジャパンカップ。
名馬アーモンドアイ、コントレイルに次ぐ3着はその着差からもデアリングタクトが名馬であることを証明しております。コントレイルと同じ外を回して、コントレイルに絞められて内に持たれながらもしっかりと馬券になったあたりは地力を感じます。
デアリングタクトの良さは、どのようなレースにも対応できる自在性と厳しいラップでも垂れないタフな末脚の持続力と言っていいでしょう。同舞台のオークスでは、スローの前残りのレースで追い込み、優勝したことを考えると同世代の中では桁違いの存在であることは間違いありません。
金鯱賞での後半の持続力は上記の通りで文句なしですからここは勝ち方に注目。
グローリーヴェイズ
グローリーヴェイズもジャパンカップ5着と強さを見せてくれました。
左回りでのレース経験が2回しかなく、東京経験もないのでまず軽視されてましたが、3冠馬3頭、カレンブーケドールに次ぐ5着は立派としかいいようがありません。
ジャパンカップは、キセキが引っ張ったのでレースラップは極めて珍しい前傾ラップになりましたが、後続馬にとっては後傾ラップであり、後半5ハロンが速くなるレース。
この流れは金鯱賞の流れとも近いですし、似たような流れになった菊花賞では不利な大外枠で5着健闘、天皇賞春ではあのフィエールマンと首差の2着で3着馬以下には6馬身の差をつけて突き放していることからもラップ的な適性は間違いなくあります。
加えて古馬になってからは、香港ヴァーズでラッキーライラック、エグザルタントに3馬身以上の差をつけて完封勝利とあれば実力は間違いありません。
血統的にはトニービン持ちではありませんが、日本の宝であるメジロの血を受け継ぐメジロ一族。この一族の血統はレース後半に無類のスタミナを発揮してくれるのが魅力ですから楽しみです。
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BESTBUY検討委員会会員で限定公開中のバイブレーション競馬で週中に紹介した馬は先月だけでもジャンダルム、ワンダーリーデル、ブランノワール、ギルデッドミラー、アナザートゥルース、ラーゴム、アールドヴィーヴル、エフフォーリア、ダンビュライトと絶好調!ブログではあまり言いたくないノウハウも開示しながらの紹介になりますので、予想のプロセスを学びたいという方は是非!
他重賞についても下記で分析済みですので、是非ご高覧くださいませ。
【中山牝馬ステークス2021】絶対に知っておきたい傾向と有力馬予想