【菊花賞2020予想】前哨戦レベルで明暗くっきりの有力馬分析

どーもこんにちわ!K-BA LIFEの中の人です!

本日は無敗の3冠へ挑戦するコントレイルを脅かすかもしれない菊花賞2020の有力馬分析を実施します!

菊花賞は、最高のレースですからしっかりと下記スケジュールで分析したいと思います。

①菊花賞の傾向分析

菊花賞は3000m戦で全馬が初距離。どう予想していいのか??という点を解析してます。

強さは、一元ではないですからね。菊花賞を広く理解するという意味で紹介しております。

②菊花賞有力馬分析

本日のこのブログです。コントレイル以外の有力馬分析を実施します。

③菊花賞 穴馬分析

古馬相手に特別戦勝ち馬が多数いますのでその馬達を分析します。

④コントレイルを3冠馬と比較!

コントレイルは別格なので、横の比較ではなく、次元を超えた縦の比較をします!

上記4つの記事を通じて、週中にレース分析を深めて、土曜日のレース終了後に最終予想をアップします!

まずは、菊花賞2020記事の第2弾!!

菊花賞の有力馬分析を実施します。

有力馬の定義は、ここでは某競馬サイトの1-6人気に焦点を当てて分析します。コントレイルは、別枠で紹介しますのでここでは他の馬を中心に!

菊花賞2020 外厩情報

ノーザンファームでの外厩仕上げ馬での菊花賞制覇は、キセキ、フィエールマン、リアルスティール、サトノダイヤモンド、サウンズオブアース等がそうですよね!?

ここまでクラシック無敗のノーザンファームが黙っているのか!?ノースヒルズというライバル牧場が3冠に挑もうとしておりますから、簡単には食い下がらないのか、それともキズナの時のように社台SSで種牡馬として引き取るので、コントレイルは無傷にする接待競馬か!?そんなことを考えながらも、スピードを求められる菊花賞では無視はできない存在です。

菊花賞での外厩仕上げ馬を調べたい場合は、無料で競馬セブンにて配信されております。競馬セブンを無料登録後にて無料コンテンツの社台軍団の秘話というコンテンツにアクセスしますと”社台外厩リターン”というコンテンツがありますので是非ご参照ください。

菊花賞2020 有力馬分析

バビット

年明け4月から怒涛の4連勝で勢いのあるバビットも無視ができない存在で人気想定ですね。逃げの4連勝は能力がないと中々できないので詳細の分析をしたいと思いますが、私の評価は、菊花賞では相当厳しいという判断。

ただ、見た目は好きです。トーホウジャッカル感ありますよね。

そもそも菊花賞で逃げて結果を残した馬をここ5年で答えてくださいと言われてもいないんですよね。京都の3000mは、スタートしてからコーナーまでが非常に短く、かなりのポジション争いとなりますし、アップダウンを2回経験する舞台で、ペースも急激に上がることから逃げ馬にとっては楽をするタイミングが少ないレースです。

一方で評価されている前走のセントライト記念は、ラップ派の人からするとそうとうイマイチなのは間違いありません。

逃げ切った内容を評価されたとしても、中山2200mの開幕週外回りは、コーナーも緩く、逃げ馬が逃げ切りしやすいレースですし、ラップも12秒5を超えるラップが刻まれ続けて、非常に緩いレース。

後半が速いという声もありますが、9月中山の馬場を考えるとむしろ遅い部類です。いつもより時計がかかるとはいえ、2分15秒0はあまりにも緩いですし上り37秒0もとにかくイマイチ。

昨年のリオンリオンは重馬場で2分11秒5でありますし、過去10年で2分15秒0のセントライト記念は最も遅いレースです。

しかしながら、後半5ハロンについては過去10年でも一番遅いというわけではなく、やはり結論としては前有利なレース展開であったというべきです。いくら余裕があるといっても前半62秒6という過去稀にみるスローペースで、残り1000mを快適に走れば、普通に余裕でしょうし、逆にいえば、後半60秒4の時計を後方から追い上げてきた馬の方が価値があります。

また、他のレースに関しても、2戦目の早苗賞は超スローペースの逃げ、先行独占のレースで逃げ切り。

ラジオNIKKEI賞も当日は全ての芝レースで逃げ先行が有利な馬場で、稍重の時計のかかる馬場の中での逃げ切りは着差以上に恵まれたといいたい。1000mは59秒とある程度の流れですが、福島開幕週ではさすがに前有利な馬場設定は明らかであり、1番強い競馬をした後方から差してきたパラスアテナが紫苑ステークスで2着の権利取り、秋華賞4着ということからも、前の馬よりも後ろの馬で強い競馬をした馬の成績の方が、ルリアンやベレヌス含めて目立ってます。

菊花賞は、渋った馬場でない限りは、後半5ハロン~4ハロンの末脚が重視されるレースであり、過去10年でも神戸新聞杯を含む阪神2400mの上り最速経験馬がとにかく馬券になるレースですので末脚の持続力を求められます。

バビットが好走できたのは、緩い流れだからということで間違いありませんし、今年に関してはキメラヴェリテがいること、京都3000mというレースであり前半のポジション争いはある程度タフなものになりますので、好走パターンからは外れると考えていいでしょう。

血統的には、母系が同じナカヤマフェスタ産駒のガンコと似ていて、母父タイキシャトルという血統からも非常に適性が難しい。渋った馬場で時計がゆっくりになれば3着くらいまではありそうですが勝てる絵は全く見えませんでした。

一発目から辛辣ですが、バビットについては秋華賞のリアアメリアくらい菊花賞のキャラとしては買えない馬として扱います。

サトノフラッグ

ディープインパクト記念で3連勝も皐月賞、ダービーと全く見せ場なく終了。

サトノ軍団もゴールド、インプレッサ含めて3頭出し、国枝調教師もダノングロワール、アンティシペイトと抽選対象含めて3頭登録。

味方が一番多そうなのがサトノフラッグ。

そのサトノフラッグの前哨戦は上り最速の2着。春は負け続けたスプリングステークス勝ち馬のガロアクリークには逆転していることからも、復調していることは間違いありません。

特にセントライト記念については、バビットが作り出した超緩いレースであるので全く評価ができないのですが、それでも3コーナー時点ではまだ7番手の競馬でしたが、ラスト3ハロンで追い始めると一気に2番手まで追い詰めたようにこの馬場でもかなりの瞬発力を発揮しておりました。3コーナーではヴァルコスと同じようなポジションでしたが、一気に突き放して、直線では既に10馬身くらいは差がついておりました。そういう意味でも持ち味は完全に上り3ハロンの瞬発力であることがわかります。菊花賞が高速時計の舞台であるなら相当面白い一頭であると思いますし、アルゼンチンの牝系という南米+ディープインパクトといえば同じサトノの看板馬であり菊花賞馬のサトノダイヤモンドを彷彿とします。

菊花賞は、高速時計になれば、前後半で2秒以上後半の時計が速いことからもこのような瞬発力が活きる時が往々にしてありますので、このスピードについては警戒が必要と考えております。ただ、馬場が悪いとセントライト記念でもバビットを捕まえきれないので、やはり良馬場で見たい一頭ですね。

アンティシペイト

凱旋門賞に乗れずに2週間我慢して菊花賞に間に合った武豊騎手。

無敗の3冠馬に乗っていたのは武豊騎手と岡部騎手という日本の2大ジョッキーのみ。

その武豊騎手がもしかしたら弟のような付き合いをしていた福永騎手が三冠馬になる瞬間を近くでみているかもしれませんし、もしかしたらレースに出走していないかもしれません。

そうなんです。

抽選対象なんです。いかにもレイパパレ感。

アンティシペイトの戦歴は、前走過去数々の名馬を輩出してきた札幌2600mの阿寒湖特別で勝利。

2着のゴーストは次走で2勝クラス突破しておりますし、それなりのレースレベルであった長距離戦であることは間違いありません。

上りのかかる菊花賞なら前々で運んでアドマイヤジャパンのような競馬ができるかもしれませんね!?

特に今年の3歳馬は、サリオスとコントレイルの2強が抜けており、他の有力と思っていたワーケアがブラストワンピースが勝利した新潟記念で大敗、札幌記念でもダービーで好走したブラックホールが大敗、毎日王冠ではサリオスが圧勝してもサトノインプレッサは大敗といかにも春に活躍した馬の手薄感が出ています。例年であれば3歳馬の重賞好走等で盛り上がっていますが、中々そういうシーンが見られないので、古馬相手にしっかりと結果を残しており、時計的にも面白いものを持っているアンティシペイトは面白い一頭と言えるかもしれませんね。

そして注目は血統です。父ルーラーシップに、母父ディープインパクトは菊花賞馬キセキと同血統。

これまでの戦歴からもキセキと同様に馬場がタフになればどうしても買いたい一頭と言ってもいいのではないでしょうか。

ディープボンド

コントレイルがいなければ一番買いたかったのはこのディープボンドです。

アザレア賞という貴重な阪神2400m戦を経験しており上り3位で、京都外回りの京都新聞を勝利し、コントレイル以外の上位は全て差し馬のダービーを先行して5着。

そして、神戸新聞杯はダービーと同じく、上位を占める全ての馬が差し馬であったように35.0-36.2の前傾ラップという中京2200mでは極めて珍しいタフなレースの流れで先行して、唯一掲示板に残った内容は相当評価したいです。

コントレイルはこの展開でも6番手でレースして持ったままのように別格としますが、それでもディープボンドが後傾ラップの菊花賞になれば上がり目は果てしないと考えます。

セントライト記念と神戸新聞杯のラップ差を見たらいかにも感があると思いますが、バビットを買うなら同じ先行馬でもディープボンドを買うという結論になります。

血統的には父キズナでありますが、母系にはダンシングブレーヴやニジンスキーといった血統があるように、いかにも末脚の持続力がありそうな血統構成。

コントレイルにとって最大のライバルはこのディープボンドかもしれませんが、もしキメラヴェリテまで手配してバンデのペースを潰し、コントレイル盤石の競馬で挑み、勝利したのがディープボンドという落ちなのであれば、私がオーナーなら何とも言えないコメントすると思います。

それだけこのディープボンドは買える一頭と言えるでしょう。

ガロアクリーク

セントライト記念は前有利であり前のポジションで最後もサトノフラッグに差されてなおかつバビットを捕まえれないのであれば京都の菊花賞ではさすがに厳しい。個人的には笠松牧場というだけで応援したいですけどね。超スローの瞬発力勝負になり、偶然2番手とかに位置していれば直線のスピード勝負で可能性があるかもしれませんが、相当厳しいと言わざるを得ません。

ヴェルトライゼンデ

2番人気は神戸新聞杯でも2着となったこの馬でしょうか。この馬については、リアアメリアと同様に色々と書きたいので、BEST BUY検討委員会限定での紹介にしたいと思います。

BEST BUY検討委員会では菊花賞の有力馬分析以外にも、大穴候補の馬の紹介等も実施予定です。また、週末には勝負レースの配信や色んな競馬を通じた企画を実施しておりますので是非興味がある方は一緒に狂喜乱舞しましょう!

本日の分析は、以上です!明日は穴馬編として、今年の菊花賞の特徴である”上り馬”を紹介したいと思います!