JBCクラシック2023予想｜砂を入替えた大井競馬で躍動する本命馬

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JBCクラシック2023の最終予想を紹介致します。

今年のダートの祭典”JBCクラシック”は大井競馬での開催！下記プレスリリースの通りで、大井競馬は砂の入れ替えにより馬場が変貌。目的としては安全性の向上。変化点としては、砂質の変更＋砂厚の変更です。

https://www.tokyocitykeiba.com/news/61420/

その結果として、まだまだ試行回数が少ないとはいえ、それでも明らかに時計が掛かっているようですし、大井競馬は従来から砂質こそタフでしたが、砂厚は中央よりも薄い8㎝でしたが、今回から10㎝に。元々排水性が悪く、開催中止が何度も起こるように雨が降ったら沼のようになる馬場でしたので、船橋競馬場と同様にオーストラリアの砂に入れ替えたとのこと。ちなみに、船橋競馬場での砂の入れ替えをすると排水性が非常によくなり、入れ替え後には、重馬場での開催はなくなったとのことで、雨が降っても稍重レベルの排水性を誇っているようです。砂厚が増して時計が掛かることにより直線でのスパートも鈍くなり、基本的には前が有利になっていたのが船橋での実績から読み取れますし、日曜日の大井を見ても前が有利なようにも思います。

そういう観点でJBCを分析したいと思います。

JBCクラシック2023　最終予想

予想

JBCクラシックの予想を求められる適性や傾向からまとめたいと思います。

求められる適性

JBCクラシックは大井2000m戦であり、同じコースで開催されるジャパンダートダービー・帝王賞等と違った特徴があり、東京大賞典と似たレースであることをしっかりと理解した上で予想をしたいと思います。

まず違いの前にコースの解説ですが、外回りコースの大井競馬場の直線の長さは、ダートコースの中では、東京競馬場、中京競馬場につぐ、日本で3番目に直線が長いコースとなります。基本的には、最初のコーナーまでが長く、外枠の馬は競馬をしやすい特徴があり外枠の馬が活躍しがちといわれておりますが、大井のダートコースは、路盤が山なりになっている為、ハロー掛けによって、内に砂がたまったり、外に砂がたまったりで内外どちらかがタフな馬場になったりすることもあります。雨が降ると路盤の傾斜の関係や風の関係で乾き方も非常に偏ります。加えて、長い直線で開催される中距離ダート戦であり、直線もかなり速い脚が求められたり長くいい脚を求められるので、注目すべきは下記2点。

①中間ラップで13秒台が刻まれると、勝つためには極端に速い36秒台の末脚が必要

②締まったペースになると地力勝負になり、同年大井2000ｍ好走馬がとにかく有利

特にこの５年間の大井競馬場は昨年は非常に緩いペースでしたが、前半から締まったペースでレースが進むことが多く、これは道中の馬場が軽くスピードが出やすいのと、時計も中央の馬場とそこまで変わらない速い時計が出ております。そういう馬場になると前半からペースアップして後半はスタミナ勝負となり、上述②のスタミナが必要となり、大井2000ｍでの距離実績が活きているものと考えます。

上記の基本的なコースに加えて、冬場のダート戦と夏場のダート戦では時計がまるで違うということも頭に入れておく必要があります。基本的に帝王賞は東京大賞典と比較して時計が速いのは梅雨時で締まった脚抜きのいいダートであることが大きな要因であり、そういう意味でもJBCクラシックについても当然のように東京大賞典と季節が近いことからも時計が掛かる馬場。加えて、砂替りや砂厚を2㎝増やした影響により、更に時計が掛かる方向になりますので、タフな馬場で好走実績のある馬を中心に狙いたいと思います。

◎メイショウハリオ

右回りかつ差しの決まるバテ合いのレースがこの馬の真骨頂。元々は右回りのみやこSで勝利し、左回りのチャンピオンズカップで大きく外に振れて内有利なレースで7着と敗れて、右回りのマーチSでも強い競馬で差し切り勝ちして、左回りの平安Sではテーオーケインズには負けて、右回りの帝王賞で完勝し、左回りのJBCクラシックで5着と敗れて右回りの東京大賞典で3着と復活。23年になり左回りのフェブラリーSとかしわ記念で連続3着になり、元々1ターンが苦手であったことを考えても完全に本格化。その後帝王賞でもそこまで得意ではなかった瞬発力戦でもクラウンプライドを相手にしっかりと差し切り。ここは高速ダートが得意なテーオーケインズと人気二分なら時計の掛かる馬場が得意なこの馬から。

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